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熱交換換気扇はどうなの?


熱交換換気扇とは、冷暖房した熱を外に捨てる事なく、空気だけを入れ替える換気扇です。
熱は捨てずに、空気だけ入れ替える換気扇!と言えばイメージしやすいと思います。
ただ、熱交換換気扇なので、熱を交換しない時期、つまり冷暖房しない時期は、意味がありません。
それでは、弊社の計算をお伝えします。
熱交換換気扇の使用電力は、平均すると55wh。平均熱交換率が77%。風量平均 毎時120㎥で計算します。
エアコン冷暖房した時の風量は、平均 毎時1000㎥と言われ、1時間に1kWの電力を消費すると仮定します。
この時エアコン風量1000㎥のうち、120㎥の冷暖房した空気を、熱交換換気扇が、熱を交換して外に排出します。熱交換量の割合0.12。
この時の熱交換率が77%。
そして熱は、距離の2乗に比例してエネルギーを失うとされています。
つまり、エアコンから2m離れたら4分の1、3m離れたら9分の1、4m離れたら16分の1まで減少するのが”熱”だそうです。
室内で、熱交換機の吸気口は、エアコンから4m以上離れた場所にあるケースがほとんど。
これを電気料金に置き換えて計算すると、エアコン電気料金1h35円×熱交換量の割合0.12×熱交換率0.77×エネルギーロス16分の1、0.0625=0.2円!
この時の、熱交換機電力は、55Wh=1.925円。
つまり、0.2円エコにするために、1.925円の電力を消費している!となります。
年間で考えると、熱交換換気扇の電気代は、1.925円×24時間×365日=16863円。
年間で冷暖房する時間は、3904時間。
熱交換によりエコになる金額は、0.2円×3904時間=780円。
780円エコにする代わりに、16863円の電気代を払っているという計算。
これだけではありません。
熱交換フィルターのメンテナンス、熱交換素子の交換。
そして、15年に一度、熱交換換気扇そのものを取り換える費用があります。
これらの費用を、ランニングコストとして計算すると、年間46863円かけながら、780円のエコを生み出している計算。
これが、「熱交換機は逆ザヤが発生する」とお伝えしている理由です。
もちろんこの計算が、必ず正しいとは言い切れません。
弊社独自計算なので、訂正が必要な部分もあると思いますが、逆ザヤだけではなく、熱交換機フィルターには、細かな粒子が付着します。
もちろん、虫や、カビ等も付着。虫などはメンテナンスで洗い流せますが、カビ菌などは交換するまで除去する事は不可能だそうです。
そんなカビ菌が付着したフィルターを通り抜けて入り込む空気が、”新鮮”でしょうか?高気密住宅で、アレルギーのお子様が多いのは、
このカビ菌や様々な菌が付着したフィルターを通り抜けてくる空気に問題があるのでは?と疑問を持っているプロの方も大勢います。
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それでいて、草原のような室内環境を構築します。
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