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夏の湿度を下げる画期的方法



Air断大阪モデルハウスの夏、これまでの考え方とは、真逆のシナリオで、夏の湿気を低下させ、異次元の環境を作り出しました。
「エアコン何度ですか?エッ、エアコン付いてないの?マジ、なに、このヒンヤリ感、午前中付けてたでしょ、嘘、ホントにつけてないの?」
エアコンのスマホアプリの、「電気料金0円」を見て驚愕!
対流だけで、湿度を低下させるAir断大阪モデルハウス独自の設計。
詳しく解説します。

まずは、これまでの湿度対策からお聞きください。
夏、湿度が上昇すると、汗が乾きにくくなり、蒸し暑さを感じるそうです。
また、湿度が上昇すると、カビが発生しやすく、木材にとっては腐食にもつながる厄介な環境。
そこで、様々な湿度対策が考えられてきました。
代表的な湿度対策としては、セルロースファイバーがあります。
断熱材として、壁内部に充填されるセルロースファイバーが、湿気を吸収して、室内湿度を下げる効果がある!と言うもの。
しかし、セルロースファイバーが、湿気を吸収する事はありませんでした。
こちらはビニール袋に入れたセルロースファイバー!
もし、セルロースファイバーが本当に湿気を吸収するとしたら、ビニール内に入れた湿度計の値が下がるはずです。
隣は、本当に湿気を吸収するシリカゲルをビニール袋に入れたもの。
シリカゲルが入ったビニール袋は、ぐんぐん湿度が低下。
しかし、セルロースファイバーが入ったビニール袋は、一切湿度が低下する事はありませんでした。
ゼロとは言いませんが、セルロースファイバーが、湿気を吸収する事はほとんどないと言えます。

ところが、シリカゲルが入ったビニール袋も、徐々に湿度が上昇。
5日後には、外部湿度と同じまで、湿度が上昇しました。
密閉したビニール袋でも、湿気は侵入し、シリカゲルが湿気を吸収する限界値を超えると、ビニール袋の湿度も上昇します。

ビニール袋を家に例えたら、湿気を吸収するシリカゲルや、漆喰、珪藻土、湿気を吸い込む壁紙などを使ったとしても、それらには限界値があり、それを超えると、室内湿度は上昇する!という事。
そして、その限界値は、意外にも早いと言う事。計算では6月中旬には限界値を迎えると想定しています。

そして、完全密閉したビニール袋内でも湿気が入り込むわけですから、24時間換気や、出入り口がある家の場合、湿気を遮断する事は不可能に近いと思います。
もちろん、エアコンや除湿器を使えば、湿度は下がります。しかし、エアコンや除湿器を使わず、室内湿度を下げる事は困難!と言う事になります。

しかし、Air断大阪モデルハウスでは、エアコンや除湿器を使わずに、室内湿度を下げる事に成功しました。
それは、基礎防湿ビニールの廃止でした。
基礎の防湿ビニールとは、地盤から上昇してくる湿気を防ぐ為に施工されます。
しかし、これまでのデータから、地盤の湿気は、上がってこない事を確認しています。
太陽光が当たる地盤は、水分が蒸発して、湿気が上昇します。しかし!太陽光が当たらない、風の影響も受けない、ベタ基礎下の地盤では、水分が蒸発する事が、ほとんどありません。
更に、これまで計測してきたデータ解析からも、地盤から湿気が上昇する事は考えにくいと判断しています。

ではなぜ、防湿ビニールの廃止が、湿度低下につながるのか?メカニズムをご説明します。

夏の床下に入り込んだ空気は、基礎コンクリートで結露します。
これは、夏、家の中で、「床下」が最も温度が低い場所だからです。
そして、結露するという事は、除湿されている!と言う事でもあります。
結露した空気は、湿度は下がります。
問題は、結露した水分。
基礎に防湿ビニールがあると、水分がコンクリートを通過できません。
その為、基礎表面にプールのように溜まります。
これが、床下湿度を高める原因だと考えていました。

そこで、Air断大阪モデルハウスは、基礎の防湿ビニールを廃止。
こうする事で、結露した水分は基礎コンクリートを通過し、地盤へと流れ出すはずです。

「コンクリートは、水分を通さない」

と思うでしょうが、結露したばかりの水分は、とても小さな水滴です。
空に浮かぶ雲は、水蒸気ではなく、水滴です。
結露したての小さな水滴が、ふわふわ浮かんでいるのが雲です。その水滴が、合体して大きな水滴になると、雨となるそうです。

つまり、コンクリート内部で、結露した水分が、小さな水滴のままコンクリートを通過出来るようにすれば、結露した水分を、家の外に排出する事が可能になります。


除湿された空気は、乾燥空気となり床下に残ります
この乾燥した空気を室内に取り入れれば、夏でも湿度の低い環境を作る事が可能!


問題は、このシナリオ通りになるのか?でした。
こちらをご覧ください。
Air断愛知モデルハウス、Air断北海道モデルハウス、Air断東京モデルハウスの外部絶対湿度と、床下絶対湿度の推移です。
外部は日中の温度上昇に伴い、上昇しますが、日没前、日没後は、ほとんど床下湿度と変わりません。


ところが、こちらAir断大阪モデルハウスだけが、大きく離れたグラフ推移ですよね。
これは、エアコンを使用する前、6月下旬のデータなので、エアコンの除湿効果ではありません。
シナリオ通りに湿度が下がっていると判断しています。

更にこちらがAir断大阪モデルハウス床下点検時の写真です。
カラッとした床下空間で、結露している様子はありません。

そして、室内環境は、「異次元」と言えるほど、カラッとしていました。
Air断大阪モデルハウス内の湿度は、8月でも4月中旬の湿度。
エアコン26℃設定では寒さを感じる人がいるほど!
別世界と言うと、オーバーになるかもしれませんが、どこにいても、カラッと爽やかな環境にほ、私達も驚いたほど。

「Air断大阪モデルハウスが特別なのでは?』


もちろん、今年完成した、Air断九州モデルハウスでも、防湿ビニールなしで施工。
そのデータがこちら。

Air断大阪モデルハウス同様、大きく離れた床下湿度環境を実現しています。

この事からも、弊社が考えたシナリオは、あながち間違いではないと、判断しています。


家が出来た真下に形成される、夏冷たく、冬暖かい蓄熱温度層を活用することで、冬は暖房に、夏は、冷房と除湿に貢献、異次元とも言えるカラッとした環境を作り出しました。

Air断大阪モデルハウス、Air断九州モデルハウスで、カラッとした環境を体感出来ます。
是非体感してみてください。


そして、今後も解析を続け、様々な情報をお伝えいたします。