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東京モデルハウス無断熱材の家!小屋裏換気、失敗に関する情報。



「小屋裏換気は、外部に排出した方が良いのでは?」

以前から、多くの先輩方に指摘されていました。
Air断は、初物件から、全て小屋裏換気を、通気層に排出する設計。
小屋裏に入り込んだ空気を、妻側の通気層に排出しています。
これを、外部放出にした方がよいのでは?
と言った指摘を受けていました。

夏季、小屋裏の温度は50度以上に上昇します。
「妻側通気層に排出するよりも、外部に排出した方が、小屋裏温度が上がりにくいのでは?」
先輩方の意見を取り入れ、東京モデルハウス無断熱材の家では、
Air断で初めて外部放出に切り替えました。


ところが、夏季の2階温度が、30℃を超える想定外の温度を記録。
リビングエアコン1台での冷房なので、ある程度、
温度が上昇する事は想定していましたが、30℃を超えるとは思っていませんでした!

「小屋裏換気の外部放出が問題なのでは?」

すぐに対策を検討。
現在取り付けてある外部放出の換気扇を、内部から撤去。
完全に蓋をして、その横に、通気層排出の換気扇を新たに設置。


こちらがその温度推移です。
7月23日は、外部放出。
そして7月24日は、通気層放出。
2階の温度は一気に3℃近く低下。
この日以来、どんなに外気温度が上昇しても、2階温度が30℃を超える事は無くなりました。

理由をご説明します。
Air断は、通気層に排出した空気が、小屋裏に入り込み、
さらに通気層に排出されて、エアーカーテンのような流れを形成していました。
しかし、小屋裏換気扇が外部放出に切り替わった事で、
エアーカーテンが形成されなくなり、対流効果が「弱まった」
と想定しています。

もちろん、この想定が正しいとは言い切れません。
しかし、正しいと想定して、さらに対流効果を高めた大阪モデルハウスを建設しています。
想定が正しければ、Air断史上最も対流効果が高いモデルハウスが出来上がります。
結果はAir断マガジンでお知らせいたします。

この情報が、皆さまの家づくりのお役に立てれば幸いです。