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「6割を回収するなら、それが繰り返されると汚染された空気ばかりになるのでは?」

「6割を回収するなら、それが繰り返されると汚染された空気ばかりになるのでは?」
このような、ご質問をいただきました。
Air断は、通気層に排出した空気の6割を回収、再利用します。つまり4割しか空気を入れ替えていないとも言えます。
これを続ければ、最終的に家の中が汚染された空気であふれるのでは?という質問でした。びっしりと書かれた計算結果を見せられ、なるほど!
そんな感じがするかも?と納得しました。

説明が悪かったと反省しています。
改めて説明します。

Air断は、排出した空気の6割を回収して再利用しますが、この時の量がポイントです。
24時間換気では、35〜6坪の家であれば、1時間に70㎥の空気を入れ替えるように定められています。
4人家族の場合、1時間に発する二酸化炭素の量が3㎥。
その他建材から発せられる有害物質が2㎥、その他、建材などから発生する化学物質を含めても、1時間に70㎥を入れ替えれば十分だと判断されています。

しかしAir断は、1時間に1400㎥を排出し、6割を回収しているので、正確には560㎥の空気を入れ替えていることになります。
更に、吸気部分では、常に新しい空気が入り込むように設計されているので、汚染された空気だけになることは、確率的考えても不可能に近いレベルです。

35〜6坪の家では、居室全体の空気は140㎥程度です。
つまり、15分で、居室全体の空気を入れ替えている状態がAir断です。

つまり、仮に70㎥の空気が汚染された空気だと仮定した場合、15分で外に排出され、6割が舞い戻ってきたとしても、新しい560㎥の空気と混ざり合う事で希釈され、更に15分で排出。
これを1時間に4回繰り返すことで、濃度は限りなく薄くなると判断しています。


更に、新しい空気と室内の空気が混ざり合わないように、吸気経路を分割して取り入れています。計算書では、この部分が織り込まれていませんでした。

だからこそ、石油ストーブで暖房しても、室内の二酸化炭素が全く増えない環境を作り出すことが出来ています。
こちらがその証拠。

極寒北海道で、対流型ストーブで家全体を温め、一度も窓を開けて換気することなく二酸化炭素濃度をほとんど上昇させないシステムは、一般換気では不可能。

一般的システムで、通常の20倍もの空気を入れ替えたら、冷暖房は全く出来ません。特に、極寒北海道で、20倍もの空気を入れ替えたら、どれだけ暖房しても、家の中は極寒。
家中の窓、玄関ドア全開で暖房してるようなものです。暖まる訳ありません。

しかしAir断は、熱を捨てずに、空気を入れ替える、特許を取得した熱交換技術を採用。通常の20倍にも及ぶ空気を入れ替えながら、極寒北海道でも家全体を温め、クリーンな環境を作ります。
ご理解いただければ幸いです。