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耐震性に関する相談を受けました



地震大国日本では、巨大地震の発生確率100%だと言われます。
しかし、最大震度7の揺れが襲い掛かるエリアは、比較的小さいと言われます。
そのエリア内に、お客様の家が入り込む可能性は?と考えると、さらに小さな確率になります。
弊社独自の試算では、99.98%、お客様の家が、震度7に遭遇する可能性はありません。
仮に震度7エリアに入っても、現在の建築基準法で建てられた家であれば、倒壊する事はありません。
しかし、倒壊しなくても、津波や火災などの二次被害に巻き込まれれば、為すすべはありません。

必要以上に耐震性を高めても、二次災害に巻き込まれたら、ひとたまりもない!のが現状。津波に耐え抜く木造住宅は皆無。たとえ出来たとしても、コストが増大。
私たちに、選択肢はありません。

弊社は、耐震性は、高めるよりも、維持する事の方が重要だと判断しています。
現在の建築基準法は、最大震度7に耐えられるように制度設計されています。
しかし、その耐震性が、長期的に維持できるか?に関しては、黙認されているのが現状。
特に、最近の家は、超高気密超高断熱で作られます。断熱性が高いと言う事は、室内と室外の温度差が高まる!という事。
この温度差が、結露発生リスクを高め、高い気密性能が、発生した結露を、乾燥させる事なく、長期間キープします。
屋根裏、壁内部、床下で結露が発生すると、なかなか乾きにくいのが高気密住宅。
発生した結露水が長期間木部に接触する事で腐朽菌が繁殖、木部が腐食して臭いを発し、その臭いにシロアリが集まって食害に繋がります。
そして、腐食した木材や、害虫に食された木材の耐力は著しく低下。
どんなに、耐震性が高い家でも、腐食、食害による劣化には勝てません。
小さな地震にも耐えられない、耐震性が極めて低い家になってしまいます。


この木材の腐食の原因、結露を抑制するには、風通しを良くする事が最も重要!
しかし、風通しを良くすると、気密性、断熱性能が低下・・・
風通しと、気密性断熱性能は、相反する性能、両立させる事は困難でした。

それを可能にしたのがAir断です。
風通しに関しては、室内だけではなく、床下、1階天井、2階天井、通気層部分の風通しも行う設計。
この風通しの良さが、室内で一滴の結露も発生させない、小屋裏の釘さえ、サビさせない、環境を作ります。
一般住宅の場合、この様にすぐにさびてしまいますが、4年目になるAir断北海道モデルハウスの小屋裏釘はご覧の通り、新品の様な状態が続きます。


さらに、室内干しでもすぐ乾く、家庭臭がしない、ホコリが少ない環境を作り上げます。
こちらは3か月経過した一般家庭の空気清浄機、こちらは、同じく3か月経過したAir断愛知モデルハウスの空気清浄機、同じ家族構成、同じ空気清浄機で、これだけの差が生じます。


「震度7の地震に何度遭遇しても倒れない」

こんな、耐震性の高い住宅が、本当に必要でしょうか?
震度7の地震が、何度も襲い掛かる確率は、とてつもなく低い確率です。
そして、どれほど高い耐震性でも、二次災害に巻き込まれたらイチコロ、さらに、結露被害により腐食、食害を受けたら、震度3にも耐えられない耐震性へと変化します。

私たちは、
耐震性を高めるのではなく、長期的に維持する事が、最も重要だと考えています。


あくまでも、弊社の考えです。参考にしていただければ幸いです。