個別表示

アルミサッシでの効果

「Air断住宅は、アルミサッシだと効果はありませんか?
 樹脂サッシの方が効果は高いですか?」

Air断住宅では樹脂サッシを推奨していますが、”必ずしも樹脂サッシがの方が、断熱効果が高い”とは言えないデータが出てきました。

それは、アルミサッシ ペアガラス住宅を、Air断リフォームした物件です。
2019年11月〜2020年4月まで、常に安定した室内温度でした。
懸念した”アルミサッシ”による結露や窓からの寒さは一切なかったそうです。

リフォーム前は、エアコン暖房を29℃まで上げても、全く暖まる事が無く、石油ファンヒーターを使用していたそうです。
それでも脱衣場が5℃まで下がり、お風呂に入るのを躊躇するほどでした。

リフォーム後は、エアコン24℃設定で、脱衣場まで20℃前後、2階の部屋もドアを開けていれば22℃前後、家全体で寒さを感じる事が無くなったそうです。

これら実証データから、「樹脂サッシ」推奨を外す事を考えています。
2020年5月に着工する滋賀県の物件で、Air断住宅では初の”アルミサッシ”を使用します。(ガラスはペアガラス)
安価なアルミサッシでも効果が変わらなければ、さらにコストが下がります。
弊社では、「アルミサッシでも効果は変わらない」と判断していますが、断定しているわけではありません。実証例が少ないので、もう少し確認してからお伝えします。

追伸:アルミサッシは熱伝導率が高く、熱を伝えやすいサッシです。
半面樹脂サッシは熱伝導率が低く、熱を伝えにくいサッシです。
しかし、樹脂サッシだからと言って、熱を伝えないわけではありません。
アルミサッシは熱を素早く伝えますが、樹脂サッシは熱を伝えるのが遅いだけです。
つまり、どちらも熱を伝える!と言う事です。

「どうせ熱が伝わるなら、伝わった熱を素早く外に排出すればいい」

これがAir断住宅の考え方です。
冬季、窓ガラスやサッシに触れた空気は、いち早く冷やされます。
この冷やされた空気を、隣接するファンが通気層に吸い出します。

「冷やされては吸い出され、冷やされては吸い出され・・・」

を繰り返す事で、室内は外気の影響を受けにくくなります。(想定では)

北海道モデルハウスでは、この効果により、マイナス10℃を下回る猛烈な寒さでも、エアコン1台で暖房が可能になっていると判断しています。