断熱材性能テスト

セルロースファイバーについて

「他の断熱材実験では、セルロースファイバーの温度が上昇しない結果が出ていますが、この結果をどう説明しますか?」

とご指摘がありました。
そして、指摘のあった他社の”YouTube” 実験動画を確認しました。
図のような実験ですよね。

10分後に
1.グラスウール下の温度センサーは10度近く上昇
2.フェノールフォーム下の温度センサーは5度上昇
3.セルロースファイバー下の温度センサーは上昇無し。
セルロースファイバーの断熱性能が高い実験結果となっている動画だと思います。
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セルロースファイバーについて


この実験では、投光器の熱源を利用しています。
投光器の場合と、実際の太陽光では、紫外線や赤外線の量が全く違います。

また、セルロースファイバーは、光を遮断しやすいので、10分程度では熱の影響を受けにくいだけだと判断します。
さらにグラスウールは、真ん中に位置するので、両サイドに熱が逃げにくく、温度が上がりやすいと考えます。

それぞれの試験体を離して実験しないと、正確な測定にはなりません。
また、実際の家では、投光器のような放射光ではなく、対流で熱が伝わります。

実際の家では、太陽光で外壁が温められ、外壁に接触した空気が断熱材を暖めます。
指摘の実験は、家が置かれる環境下ではなく、”投光器”の光に対しての、断熱性能を比較した実験だと思います。
(ただ、やはり真ん中に配置されたグラスウールは、熱の逃げ場が無いので、平等な実験とは言いにくい気がします)

家の置かれる環境下での、断熱材の実験を行う場合、10分程度の実験ではなく、最低でも24時間以上続け、温度上昇と下降の記録を取る必要があると思います。

弊社が行っている室内実験は、家が置かれる環境での実験です。
グラフは、
青色 セルロースファイバー
赤色 グラスウール
灰色 スタイロフォーム
の8時間温度変化です。
熱源は投光器ではなく、専用温風ヒーターを使用しています。
1時間後からは、どの断熱材内部でも似たような温度が記録されています。
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セルロースファイバーについて


さらに、各断熱材の経年変化を測定するために、5年越しの実験を継続中です
実物実験では、実際の家にセンサーを取り付けてデータを記録しています。

ご指摘の実験と弊社の実験とでは、本質が違うと考えています。

断熱実験-発泡スチロールの場合

動画は発泡スチロールです。
大きさは300mm×400mm
厚み30ミリを6枚重ねて、ドライヤー側から100ミリの位置に温度センサーを取り付けてあります。
(ドライヤーの熱風は「冬の冷気」と同じ”伝導”と”対流”で伝わると言われます。)

ドライヤーからは温風が出ています。
発泡スチロール表面温度は70度前後。
30分後には25度から37度まで上昇。(12度上昇)
1時間後には40.2度まで上昇(15.2度上昇)
2時間後では41.7度まで上昇しました。

断熱性能実験-スタイロフォームの場合

こちらはスタイロフォーム断熱材
熱伝導率0.036の商品です。
こちらもドライヤー側から100ミリの位置に温度センサーを取り付けてあります。
こちらは30分後には50.9度まで上昇(23度上昇)
1時間後には57.7度まで上昇
2時間後には最大60度まで上昇しました。
実験棟と同じく、伝導や対流に対する性能が低い事がわかります。

断熱実験-グラスウールの場合

こちらは10k グラスウール100ミリです。
ホームセンターで販売されている安価な断熱材です。
30分後には31.3度
1時間後には32.5度
2時間後には33.2度
圧倒的断熱性能でした。
(計測ミスを考えて2度実験しました)
様々な実験で、グラスウールがとても高い性能を発揮していましたが、こちらの実験でも同じ結果が示されました。

断熱材性能テスト2

8月5日データです。
連日同じような温度データが記録されています。
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断熱材性能テスト2


やはりグラスウールが健闘。
高価なセルロース、スタイロフォーム、発泡ウレタンはグラスウールよりも悪い結果になってます。
(夏と冬とでは違いが出てくるので、このデータだけを参考にしないで下さい。)

実際のデータはこちらから閲覧出来ます。

閲覧パスワードや、詳しい説明などは、Air断取扱店にご相談下さい

断熱材性能テスト

本日より新たに、断熱材性能テストを開始しました。

エントリー断熱材は
1.セルロース    400ミリ
2.スタイロフォーム 400ミリ
3.発泡ウレタン   400ミリ
4.グラスウール   400ミリ

それぞれ断熱材の中心に温度センサーを設置
同じボックスに入れて、日当たりの良い場所で温度の上下を記録しています。
(断熱材厚みは400ミリに設定)
35度を超えた辺りからごぼう抜きしたのがスタイロフォーム。群を抜く断熱性の低さ!
続いて40度を超えた辺りから追い上げたのが発泡ウレタン、スタイロフォームに次ぐ断熱性の低さ!
続いてセルロース
一番上昇しにくかったのがグラスウールでした。
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断熱材性能テスト


スタイロフォーム44.2度に対しグラスウール39.3度
約5度の差が生じました。
詳しく知りたい方はAir断取扱店にご相談下さい。

データはこちらから閲覧可能です

今後もテストを続け報告します。