その他

グラスウールとスタイロフォームの比較データ

グラスウールとスタイロフォームの
ベランダ木箱比較実験データ
※ベランダ木箱実験なので、実際の”家”で同じ結果が出るとは限りません
1月
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グラスウールとスタイロフォームの比較データ


2月
住宅検査 ホームリサーチ
グラスウールとスタイロフォームの比較データ


3月
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グラスウールとスタイロフォームの比較データ


4月
住宅検査 ホームリサーチ
グラスウールとスタイロフォームの比較データ


6月
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グラスウールとスタイロフォームの比較データ


7月
住宅検査 ホームリサーチ
グラスウールとスタイロフォームの比較データ


8月
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グラスウールとスタイロフォームの比較データ


11月
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グラスウールとスタイロフォームの比較データ


12月
住宅検査 ホームリサーチ
グラスウールとスタイロフォームの比較データ



スタイロフォームは直射日光に弱い事が判明。
さらに冷気にも弱いです。

グラスウールとセルロースファイバー比較データ

グラスウールとセルロースファイバー
ベランダ木箱比較実験データ
※ベランダ木箱実験なので、実際の”家”で同じ結果が出るとは限りません
1月
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グラスウールとセルロースファイバー比較データ


2月
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グラスウールとセルロースファイバー比較データ


3月
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グラスウールとセルロースファイバー比較データ


4月
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グラスウールとセルロースファイバー比較データ


6月
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グラスウールとセルロースファイバー比較データ


7月
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グラスウールとセルロースファイバー比較データ


8月
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グラスウールとセルロースファイバー比較データ


11月
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グラスウールとセルロースファイバー比較データ


12月
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グラスウールとセルロースファイバー比較データ



セルロースファイバーよりも、グラスウール断熱材の方が温度変化が低い、つまり断熱性能が高い事がグラフから読み取れます。
(同一スレッドに9枚までの写真しか掲示できないので、5月、9月、10月のデータを割愛してあります)

グラスウールとフェノールフォーム比較データ

グラスウールとフェノールフォーム
ベランダ木箱比較実験データ
※ベランダ木箱実験なので、実際の”家”で同じ結果が出るとは限りません
6月
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グラスウールとフェノールフォーム比較データ


7月
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グラスウールとフェノールフォーム比較データ


8月
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グラスウールとフェノールフォーム比較データ


9月
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グラスウールとフェノールフォーム比較データ


10月
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グラスウールとフェノールフォーム比較データ


11月
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グラスウールとフェノールフォーム比較データ


12月
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グラスウールとフェノールフォーム比較データ


1月~5月は次回掲載します。
熱伝導率が最も低いと言われる断熱材と比較しても、グラスウール断熱材がほぼ変わらない温度推移、夏場はグラスウール断熱材の方が温度が上がらない事がグラフから読み取れます。

熱伝導率の低い断熱材が、性能が低いなんて・・・

「熱伝導率が低い断熱材が、性能が低いのはおかしい!
 実験が間違えてるんじゃないか?」



と問合せがありましたので、弊社見解をお伝えします。
ベランダ断熱材実験では、400mm角の木箱に断熱材を入れて、その中央に温度センサーを配置してリアルタイム計測しています。
各センサーは、定期的に入れ替え、センサー誤差の確認も行っています。
実験の間違えは無いと考えています。
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熱伝導率の低い断熱材が、性能が低いなんて・・・


また、「熱伝導率」は、断熱材内部の熱の伝わり方を数値化したものです。
低ければ低いほど熱を伝えにくい。
しかし、「熱伝導率」測定環境と、直射日光や冷気の影響を直接受けるベランダ木箱内部では、環境が大きく違います。
もちろん、ベランダ木箱内部の方が、実際の”家”の環境と酷似しています。



さらに、
0.045のグラスウール

0.022のフェノールフォーム
では、2倍以上性能差が生じていますが、
これは、材料単体で計測した場合の、ミクロの数値です。

冷蔵庫やクーラーボックスなど、断熱材で完全密閉された空間なら、このミクロ数値が効果を発揮すると思います。
しかし、家の場合、断熱材の体積比率は4%程度。
冷蔵庫に例えるなら、ドアの一部に断熱材が使用されていて、その他は断熱材が使用されていないような状態。

さらに、24h換気の義務化により、家は常に室内の空気を入れ替えてています。
冷蔵庫に例えるなら、ドアが常に開いているような状態。

さらにさらに、”家”には、日差しを取り入れる”窓”があります。
窓は断熱性能が低く、熱気や冷気の多くが窓から入り込むと言われます。
冷蔵庫に例えるなら、冷蔵庫の10%がビニールで覆われているような状態。

この様な状態で、「断熱材」だけの性能アップで、”家”全体の断熱性能アップは”不可能”だと考えています。

「熱伝導率」は、物質内部の熱の伝わりを数値化しただけにすぎません。(ミクロ的数値)
冷蔵庫等のドアの開け閉めが極端に少ない場所では、ミクロ的数値の効果が発揮されます。
しかし”家”の場合はマクロ的な大空間となるので、ミクロの数値は適応されないと判断しています。

レンガ、石サイディングのリスク

「レンガや石を貼り付けたサイディングで、カビによる腐食が発せしやすい」

と言った報告が以前からありました。
結露による”カビや腐食”だと推測していました。

仮説メカニズムは以下です。

1.レンガや石は”比熱”が低く、サイディングよりも暖まりやすく冷めやすい特性があります。
2.日が沈むと、レンガや石は、温度を急速に失います。
  「結露は冷たい側で発生する」
3.この原則から、冷えたレンガや石で結露が発生。
4.表面は風などで乾燥しますが、通気層側は通気が悪く乾燥しにくい。
5.よって、いつまでも結露水が停滞する。
6.また隣接する構造用合板も温度が低下し、結露が発生する。
7.構造用合板は”木材”なので、発生した結露水で腐食し始める。
 (2×4物件や、枠組み軸工法を採用した物件で、この様なトラブル報告が多発していました。)


今回仮説を裏付けるデータが記録されたのでご紹介します。
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レンガ、石サイディングのリスク


こちらはAir断住宅で初めてレンガサイディングを採用した物件です。

2019年10月12日引き渡し
青のマークは、壁内の水分を検知した事を示しています。
引き渡し後ほぼ連日、壁内で結露が発生している事を示していました。
こちらが記録された結露センサーの水分値です。
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レンガ、石サイディングのリスク


色別に設置された箇所のセンサーが反応しています。
「雨漏りでは?」
との意見もあるでしょうが、この日雨は一滴も降っていません。
確実に結露だと断定出来ます。

タイルや石貼り付けたサイディングは、とてもカッコいいですが、結露リスクがある事を理解しておくべきです。
(カビや藻が発生し、それを食べる虫が発生し、その虫を食べるコウモリなどが住み着いた例もあります)

もちろん、Air断住宅であれば、結露リスクが高まると、自動で通気層に空気を送り込み乾燥させるので安心です。

「台風15号」の被害で、外壁全面張替えの保険適応!

「台風15号」の被害で、外壁全面張替えの保険適応!


2019年9月8日の台風15号で、Air断の家が被害を受けました。
隣家の屋根が飛んできて、2019年7月に完成したAir断住宅の屋根を直撃。
下のグラフは、屋根の直撃を受けた後の、壁内の雨漏りを記録しています。
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「台風15号」の被害で、外壁全面張替えの保険適応!


その後停電によりデータの記録は出来ていません。
電気が復旧したのは1か月後の10月8日。
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「台風15号」の被害で、外壁全面張替えの保険適応!


破損したのは屋根の一部と窓ガラスでした。
現場を視察した保険会社の検査員は、
「破損した屋根と窓ガラスだけが保険の対象」
と判断したそうです。

しかし、Air断の雨漏り結露センサーは、内部の雨漏りを細かく記録していました。
電気が復旧した後の10月12日の雨で、
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「台風15号」の被害で、外壁全面張替えの保険適応!


損傷を受けた南面だけではなく、東面からの雨漏りも記録。
雨が降る度に、通気層で雨漏りが起きている事をデータが示していました。
これら資料を保険会社に提出。

12月24日正式に保険会社から
「4面全ての外壁取り換えを保険で対応します」
と正式に回答があったそうです。
足場を設置しての全面やり替えなので、工事は来年になりますが、施工担当者もお客様も大喜びでした。


外から見る限り壁が壊れているとは思えないほどきれいな外壁ですが、屋根の直撃は、目に見えない部分に致命的な損傷を与えていて、それを的確に記録していた事が「壁の全面張替え保険対応」に繋がりました。