「気密は高めれば高めるほど良いのか?」 気密を高めた時のデメリットをお話します
「気密を高めれば高めるほど良いのですか?」
ご質問がありました。
簡単なご質問ですが、様々な事が関係するので、説明が長くなる事をご理解ください。そして、ここから先は、弊社独自の見解です、必ずしも正しいとは言えない事を前提にお聞きください。
家の気密は、高めれば高めるほど、隙間が少なくなるので、冷暖房効果が高まると思いますよね。
しかし、現状は違います。理由を説明します。
現在の家には24時間換気が義務化されています。
この24時間換気は、2時間で、居室全体の空気を入れ替える設計になっています。
目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹などの症状が出るシックハウス症候群の予防対策として、2003年から全ての家に義務化された、人にも、家にも、なくてはならない仕組みです。
しかし、デメリットがあります。
それは、2時間で居室全ての空気を、ソックリ入れ替えるので、冷暖房効果が下がる事。
特に、高性能断熱材や高気密の効果を帳消しにするとも言われます。
冬季、外気温度が下がると、24時間換気は、この下がった外気を室内に取り入れます。
仮に、外気が0℃まで下がると、24時間換気は、この0℃の外気を、室内に取り込むことになります。室内に入り込んだ0℃の冷たい空気は重いので、床面に沈殿、床を覆います。
エアコンから、50℃の温風が、床めがけて吹き出しても、暖かい空気は軽いので、床に届く前に上昇。
床に届いたとしても、床に鎮座する冷気に跳ね返されて上昇。床面を暖める事は出来ません。暖かい空気と冷たい空気は、混ざり合う事なく反発します。この床に沈殿する冷気が、底冷えの正体!
この、底冷えの正体である沈殿する冷気を、Air断以外の換気システムでは、排除出来ていません。
更に、上昇する暖気は壁などを暖めながら熱を失い、20℃程に冷めて、排気口から外へと放出されます。
この一連の流れの中で、高性能断熱材や、気密性の高い施工が役に立つでしょうか?
冷気を直接吸い込む24時間換気の前では、高性能断熱材は全く意味をなしません。
更に、どれだけ高気密に作っても、24時間換気が直接、0℃の空気を吸い込んでしまっては、これも、意味をなしません。
これが、24時間換気のデメリット!
高気密高断熱住宅で、
「底冷えする」「エアコンでは温まらない」「床暖房じゃないと暖まらない」と言われるのは、24時間換気が、それらの効果を帳消しに、しているからだと、判断しています。
夏季も同様。
夏季は、熱気を、24時間換気が直接室内に吸い込みます。仮にこの時の温度が38℃だとしたら、38度の熱気が室内に入り込んできます。室内に入り込んだ38℃の空気は、冬季とは逆に、上昇して、天井付近に停滞。
上部に取り付けられたエアコンは、この38℃の熱気を吸い込んで冷却することになります。結果、冷房効率が下がり、冷房コストが上がります。
エアコンから放たれた18℃の冷気は、床面を冷却しながら、徐々に温度が上昇。
25〜26℃に温度が上昇した所で、排気口から外へと排出されます。
またしても、この一連の流れの中では、断熱材や、高気密の効果は発揮されません。
どれだけ高性能断熱材を使用しても、どれだけ気密性能を高めても、24時間換気が、2時間おきに、全ての居室の空気を入れ替えてしまうのですから!
ならば、「24時間換気を止めてしまったら?」
高気密、高断熱住宅で24時間換気を止めてしまうと、たちまち、結露が家を襲います。
夏は、壁内部と床下、冬は、小屋裏と壁!で結露が発生。
その結露の量は凄まじく、雨漏りを疑うほどの大量の水分が家内部で発生、木部を腐食し、家の耐震性を奪います。
さらには、住人への健康被害!
大量の結露により繁殖するカビや腐朽菌の影響、またシックハウスによる様々な体調不良の危険性など、
人にも家にも、無くてはならないのが、24時間換気です。
しかし、その仕組みが原因で、断熱材や気密性能の効果を失ってしまうのも事実。
そこで考えられたのが、Air断です。
吸排気経路を見直し、冷暖房効果を高めるAir断。
仕組みを説明します。
Air断は、24時間換気時の空気を、床下から取り入れます。
家の外周部、土台下のパッキン部分から外気を取り入れる事で、基礎コンクリートの熱を奪います。
冬季、家の床下中央部分には、常に12〜13℃の暖かい熱が蓄積されています。まずは、
この熱を奪う事で、0℃の空気はすぐに12〜13℃に上昇。
この、床下の熱は、恒温層と呼ばれる地盤下の蓄熱温度層が熱源。
弊社の計測では、エリアにより差はありますが、関東エリアで、夏季25〜26℃、冬季は、12〜13℃の、1日中変わらぬ熱源が形成されている事を確認しています。
そして、その熱量は絶大。
外気が、氷点下まで下がった2月でも、1日中、12〜13℃の熱を供給し続けます
更に、家中央通気壁を上昇する時に、暖房で暖められた壁の熱を奪います。1階天井を通る時にも、天井熱を奪うので、吸気口から入り込む時には24℃前後まで温度が上昇。
こちらがその証拠。外気が−4.3℃の北海道でも、空気は通気壁を上昇しながら温度が上がり、1階天井から入り込む時には24.5℃まで上昇しています。
この24.5℃の空気を、エアコンが50℃に加熱して放出。
放出された50℃の温風は、床めがけて直進し、床を暖めます。
通常、床に鎮座する冷たい空気層が無いので、直接床面を温める事が可能。
「Air断は底冷えしない」と言われるのは、これら、吸気経路の工夫が理由です。
更に、50℃でエアコンから放たれた、床や壁を温めた温風は、20℃前後まで温度を下げて、通気層へと送られます。
20℃前後の、室内では不要になった空気を、通気層に送る事で、通気層はほんのりと温まります。
「熱を捨てている」と言われますが、決して熱を捨てているわけではありません。不要になった20℃前後の熱を、通気層に送り込み、再利用。
通気層をほんのり温める事で、壁内外の温度差を軽減、結露の抑制につなげ、断熱効果も高めます。
更に、通気層に送られた空気は、6割程度が再度床下から入り込むように設計されています。室内で発生した冬季貴重な水分を含んだ空気の6割を、再度床下に取り込み、通気壁、1階天井を通して、吸気口から取り込む事で、湿気を含んだ24℃の空気として室内に入り込み、過乾燥を防止します。
証拠が、こちら。
Air断愛知モデルハウスの、2月、外が、絶対湿度3.2グラム時の、超乾燥した時期でも、室内は、加湿器など一切使用することなく絶対湿度6.7グラムを維持します。絶対湿度6.7グラムとは、4月上旬の外気の絶対湿度に相当!過乾燥とは無縁の環境を構築します。
夏季は、38℃に熱せられた空気を、床下から取り込みます。
夏季最も温度が低い床下に入り込んだ38℃の空気は、すぐに熱を奪われて、26℃前後になって室内に入り込んできます。この、温度が下がった空気を、エアコンが、冷却することで、エコな冷房を実現。
26℃前後の空気を18℃にするのと、38℃の空気を18℃に冷却するのとでは、冷房費に差が生まれます。当然、26℃の空気を18℃にする方がエコ。
入り込んだ空気は、真っ先にエアコンに吸い込まれ、18℃に冷却されて室内に放出。この時、湿気も取り除かれ、湿度と温度の低い空気が、室内に放出されます。
床や壁を冷却した空気は、温度が上昇し、換気扇で通気層に送られ、6割がもう一度床下へと入り込み、通気壁を上昇して、再度室内へと入り込みます。
この6割の空気は、エアコンが湿度を取りのぞいた、夏季、貴重な乾燥した空気。この乾燥した空気を吸気口から取り入れ、エアコンがさらに湿度と温度を低下させて室内に放出。
夏季にも関わらず、大幅に湿度が低下した環境を作り上げる事が可能。
その証拠がこちら!
Air断東京モデルハウスで、最も絶対湿度が上昇した2022年8月24日。人は絶対湿度20gを超えると、汗が乾きにくくなり、蒸し暑さを感じるようになると言われます。しかしこの日は、31.2gまで上昇した、蒸し暑さ絶頂の日。そんな日でも、室内は15.8g、初夏の湿度環境を実現。
これにより、室内温度26℃では肌寒さを感じる人がいるほど、カラッとした室内環境を作り出します。
一般住宅で、気密性を高めても、断熱性能を高めても、あまり効果が得られないのは、24時間換気で効果が帳消しにされている事が原因だと言われています。
2時間で、冷暖房した空気と外部の空気を家中丸ごと入れ替えながら、断熱効果を高め、エコな冷暖房を可能にするには、吸排気経路を根底から見直す必要がありました。その工夫が、Air断の吸排気経路です。
通常の20倍にもなる、大量の換気を行いながら、風の流れで断熱効果を高め、結露を抑制し、ほこりも、においも少ない、夏は低湿度、冬は加湿器無しでも湿度を維持、極寒北海道でもエアコンだけで暖かい環境を作りだすAir断。
「気密は高めた方が良いのか?」
Air断の場合、気密を高めれば高めるほど効果が高まります。
しかし、Air断以外の家では、どれだけ気密を高めても、24時間換気が、その効果を無駄にします。さらに、気密を高めれば高めるほど、結露リスクが高まります。
24時間換気に対する適切な対策が無ければ、断熱性能や気密性能をどれだけ高めても、効果にはつながらない事を、ご理解いただけたら幸いです。
Air断は、夏でも、リビングエアコンだけで2階も涼しくなりますか?
Air断は、夏でも、リビングエアコンだけで2階も涼しくなりますか?
ご質問がありました。
残念ながら・・・
どのようなシステムでも、1階エアコンで、2階を涼しくするのは物理的に難しいと思います。
冷気は、重いので、上昇しません。
上昇する時は、温度も上昇しているので、2階が涼しくなる事は無いと思います。
特に、直射日光が照りつける日中は、2階の温度が急上昇。
1階リビングエアコンの冷気が、2階へ上昇する事は、物理的に考えにくい。
更に、冷気は、動きにくいのも特徴。
活発に動き回る暖気とは対照的に、低い場所でじっと動かないのが冷気。
つまり、隣の部屋にさえ、移動しにくい・・・。
結果、2階は各部屋の2階エアコンで冷やすのが最も効果的!だと判断しています。Air断は、その時のエアコン電力消費量を抑えるのがポイント。
Air断大阪モデルハウスでは、2階洋間7月1か月のエアコン電気料金が850円。安ッ
工務店グランプリ 金の盾に関して!
工務店グランプリ
金の盾に関して!
どうやったら取れるの?
評価基準は?
盾の種類は?
工務店グランプリに関して、ご質問を受けました。
工務店グランプリは、2013年から、毎年12月の第一木曜日に開催している、建築の祭典です。
「うちは技術力が高いですよ」
自画自賛するしかなかった、工務店の技術力を、第三者が徹底して審査。
あらゆるリスクを検証して、技術力を判断。
素晴らしいと判断した職人さんには「匠の盾」を、
文句の付け所が無い物件には、「トリプルAの盾」を、そして、コストバランスに優れた工務店には、「銀の盾」を、最後に、隣地配慮、技術力、超長期的配慮、コストバランス、が最も優れた工務店に、「金の盾」を贈らせていただいています。
まずトリプルA認定、そして匠の盾からご説明します。
家は、30年以上の長期ローンで購入する、人生で最も高額な商品と言われます。
だからこそ、ローンを、払い終えるまで、基本性能を維持してほしい!と願うのが一般的だと思います。
ところが、30年基本性能を維持させる事は、簡単ではありません。
特に、気密性能を極限まで高める最近の家は、結露リスクを伴い、早ければ5〜6年でボロボロに朽ちる事もあります。
それを防ぐための、様々な工夫!
例えばこちら・・・
こちらは雨漏りしないための防水テープ。
ただ貼っただけでは、ご覧のようにぺろーんと剥がれます。
対してこちらは、何度も何度もローラーで押さえつけ、密着させています。
これにより、防水テープが下地と一体化して、はがれにくくなります。
簡単そうに見えますが、この作業を怠ると、10年経たずに朽ち果てる家が生まれます。
家は、給排水管、電気・ネット配管、クーラー配管、など、様々な貫通個所があり、その全てに、一次防水が施工されます。しかし、この一次防水は、必ず5〜6年で剥離します。
一次防水が剥離し、雨水が浸入しても、それを食い止めるのが二次防水。
この二次防水こそが、家内部へ浸入する雨水をせき止める、最後の防護壁。
20年経っても、30年経っても、破れぬ防護壁にする為の工夫が、家を超長期的に長持ちさせるポイント。
その為の工夫が、動画でご覧いただいた、防水テープをローラーで何度も何度も押さえつける作業。
単純な作業に見えますが、とても重要な作業。しっかり密着させる事で、防水テープの剥離を防ぎ、超長期的に雨水の浸入を防止します。
こちらは板金工事。
よく見ると、切断部分にコーキングが塗布されています。
ハサミでつかんだ部分や、切断小口からサビ始める金属板金。
ここに、ほんの少し、コーキングを塗布する事で、長期的にサビの発生を抑えます。
この様な工夫をする職人さんに「匠の盾」を贈呈しています。
さらにこちら、基礎工事!
こちらは、砕石の転圧動画。
この転圧が十分でないと、家が傾く可能性があります。
専用の機械で、最低でも3往復、状態を確かめながら、おかしな場合はさらに何度も転圧して、地盤を押し固めます。
この作業が、地盤を強固にし、地盤沈下しにくい基礎を作り上げます。
この施工にも点数が加算され、基礎屋さんにも「匠の盾」を贈ります。
もちろんこれだけではありません。
屋根工事、構造金物、断熱、防水、気密対策など、それぞれに、丁寧な施工や工夫が盛り込まれ、それぞれに加点。トータル80000点を超えると、トリプルA認定となります。
認定を始めて20年になりますが、これまでにトリプルA認定を受けた物件は20物件、とてもレアな認定です。
しかし、トリプルA認定は、家造りにおいて重要な項目が抜け落ちています。
それが、コストバランスと、様々な配慮。
何十年も住み続ける住まい手にとって、隣地住民との関係は重要。
だからこそ、工事途中の隣地配慮は欠く事の出来ない対策。
工事中、音を出来るだけ発しない工夫、ホコリを出さない工夫、全面道路を汚さない工夫が、住まい手と隣地住民の関係を、良好に保ちます。
住まい手への配慮は、ホコリ、ゴミが無い清潔な状態を保つ事。
表面的なホコリ、ゴミではなく、床下、天井裏にまでホコリが無い環境を作るには、途中の清掃や集塵がとても重要。
天井がほこりだらけ!こんな新築住宅ではストレスを感じます。
もちろん、これだけではありません。工事中の災害対策。材料が雨に濡れないように、キズ付かないように、気密漏れや結露被害が発生しないように、様々な対策と配慮が必要。
そして最後が、コストパフォーマンス。
どれだけ優れた家造りでも、コストが高ければ当たり前。
現場検査員とは別の、8名の審査員が、着工から完了までの物件写真を、細かく精査しながら、コストを踏まえて再評価。
8名のトータル点数が75000点から85000点までの工務店に、銀の盾を、85000点を超えた工務店に金の盾を贈呈しています。
もちろん、弊社の審査基準が、必ずしも正しいとは言えません。
しかし、住宅検査歴23年、様々な物件を検査してきた検査のプロが査定する点数には自信があります。
ほんの少しの手間が、雨漏りを防ぎ、家の寿命を飛躍的に伸ばします。
少しの工夫が、地震に強い、超長期的に耐震性を維持する家に繋げます。
そして、地元に根付いた工務店だからこそ知り得る独自対策が、メンテナンス費用を抑えます。
家は、契約時のコストが、トータルコストではありません。
引き渡し後10年で、防水、塗装、防蟻処理メンテナンスとして300万円。
引き渡し後20年で、防水、塗装、防蟻処理メンテナンスとしで300万円。
引き渡し後30年で、防水、外壁、防蟻処理メンテナンスで600万円。
引き渡し後30年間の、メンテナンス費用が1200万円かかるメーカーもあると聞いています。
これら、メンテナンス費用を抑える技術やノウハウこそ、地元に根付いた工務店が知り得る独自対策。
これらの独自対策を建築途中、ふんだんに盛り込んでくる地元工務店や、職人さん。
私たちは、そこを評価し、点数や星に置き換える事で、これから家を建てる皆様に、分かりやすく伝わればと考えています。
そして、自画自賛ではなく、第三者評価だからこそ、信頼に値し、工務店選びの指標に繋がると考えています。
これまでに、
トリプルAの盾、累計20物件が獲得。
匠の盾、累計77名が獲得。
銀の盾、累計59社が獲得
もちろん、腕に、技術に自信があり、技術力の高い工務店はもっとたくさん、いらっしゃると思います。是非チャレンジしてみてください。
難易度の高さに驚かれると思います。
多くの工務店が、銀の盾にすら届かず脱落。
そして、技術力最高峰となる「金の盾」を獲得した工務店は、累計で13社。
細かなノウハウに裏付けされた技術とコストパフォーマンスは、他を寄せ付けません。まさに圧倒的レベルが、銀の盾、金の盾工務店。
しかし、夢のマイホームと言われる、生涯で最も高額な「家」を作り上げる業界、圧倒的レベルが、当たり前であっても良いのではないでしょうか?
私たちは、多くの工務店が、金の盾、銀の盾、を獲得する事で、家造りのレベルが上がり、30年経っても、基本性能を維持し続ける素晴らしい「家」が当たり前になる事を望んでいます。
ただし、金の盾、銀の盾工務店が建てたからと言って、トラブルが発生しないわけではありません。現場で作り上げる以上、ミスや手違いは不可避。ただ、他の工務店と比べたら、圧倒的にそれが少ないのが、金の盾、銀の盾工務店だと、私たちは判断しています。
ご理解いただければ幸いです。
Air断大阪モデル、Air断東京モデル見学者の声
Air断大阪モデルハウス見学者の声(プロ4名様)
2023年1月12日
Air断大阪モデルハウスを、プロ4名が見学しました。
外気温度3.9℃、凍てつく寒さでの見学でした。
まず最初に、外部に全く排気口が無い事を説明。
「排気は全て通気層になります。キッチン、ユニットバス、トイレ、全ての換気扇が、
通気層に排出されます。だから、とても外観がシンプル、そして、この通気層排出が、サイディングの“藻”の発生を抑制します」
A「サイディングが放射冷却しないから、結露しないって事だよね」
「そうです、よくご存知ですね」
A「排気口が無いと、スッキリするなぁ」
B「デザインだけ見たら、こっち一択ですね。」
「どうぞ、寒いので中へ・・・」
C「玄関から暖かい…すごいな!」
「スリッパ履かずに、底冷えを確認してください」
A「このままでいいの?それじゃぁ・・・ホント、底冷え全ッ然感じない。
エアコンは、ここだけ?
この部屋はランドリールーム?23℃もあるじゃん、暖房してないんだよね、凄い・・・
浴室20.4℃もあるじゃん、すごいな!
2階いいかな?
すでに、階段が暖かいじゃん、
いや、なに、2階凄い暖かいじゃん、暖房してないんだよね、凄い!
この部屋21.9℃、リビングエアコンの設定何度?エッ、23℃?マジ?」
B「嘘ッ!?、エアコン23℃設定?」
C「この納戸も、21.9℃あるじゃん、スゲェ暖かい!!なんでよ!?」
D「2階のトイレ、22.8℃だよ、何だよこれ、うちのトイレ、メッチャ寒いって!嫁なんて、
トイレにヒーター入れてるのに・・・これホントに、エアコン1台だけ?」
にわかには信じられない暖かさに戸惑う、4名のプロ。
外は3.9℃、凍てつく寒さの中、40坪弱の家全体を、エアコン1台で暖める事は、
これまでの常識では不可能。特に、お風呂、脱衣所、クローゼットは温度が下がり、トイレは外気同等まで下がる事もあります。
さらに、床暖房でなければ、回避不可能と言われる底冷えが発生するのが常識。
それが、このモデルは、エアコン1台で、40坪弱の家全体を暖めている。
そして、「回避不可能の、底冷え」がどこにも発生していない。
B「何でこんなに暖かいの?」
「ハイそれは、動画で説明した通り、通気層の対流が、外部の冷気を大幅に遮断している事と、
底冷えの原因、コールドドラフト現象を回避してるから。そして、ジェル断の影響だと思います。」
D「動画見たけど、これほど暖かいとは思わなかった!次元が違うよ、これ」
B「床下の温度見せて!本当に動画のような温度があるの??」
「はい、これがこちら、Air断大阪モデルハウスの今日の床下温度データです。
14℃前後です。外気温度が氷点下まで下がっても、床下には14℃の熱があるんです。
こちらがAir断東京モデルハウス、今日の床下温度です、だいたい15℃程度。
そしてこちらがAir断愛知モデルハウス、今日の床下温度です、16℃近くあります。」
C「エェっ、こんなに温度があるの?愛知は、16℃もあるじゃん、マジなの??」
「この温度が、基礎下の地盤に眠っているワケですから、使わないと損ですよね」
B「じゃぁ、基礎断熱って、意味ないって事?」
「はい、全く、意味ないです」
B「だと思ってた。やっぱりな!」
「こちらが、このAir断大阪モデルハウスの、天井断熱材ジェル断下の温度です。16℃でほぼ一定なんです」
A.B.C.D「えぇーー、マジ?」
「ハイ、前日のグラフがこちら、、その前も、外気温度が氷点下近くに下がっても、
15℃以下に下がる事が無いんです。これはジェル断の効果だと思います」
A.B.C.D「なにこれ?16℃って・・・」
「こちらはAir断東京モデルの天井ジェル断下の温度です。東京は太陽光が当たるので、さらに温度が高くて、この時期でも18℃くらいあるんです。」
A.B「エェェ?18℃って・・・」
C.D「嘘だろ…マジかぁ」
「こちらは、Air断愛知モデルハウスの天井温度です。
ジェル断ではないので、温度が下がったり上がったりしてますよね。最低13℃まで下がります。
ジェル断のAir断東京モデルハウス、Air断大阪モデルハウスは、これが無いんです。
このAir断大阪モデルハウスの2階が暖かいのは、ジェル断の効果が大きいと判断しています。
A「凄いよ、凄すぎるよ!」
B「これを見て、Air断やらない工務店いないよ!ただ、今までとのギャップが大大きいだけに、認めたがらない工務店も多いだろうね」
C「外断熱や、高性能断熱材を推している工務店は、嫌がるだろうなぁ」
D「基礎断熱必須の工務店も、認めないでしょうね」
A「いや、認めざるを得ないよ、このデータ見たら!」
B「うちも、基礎断熱やった事あるけど、底冷えしたんだよね、オカシイとは思ってたんだ。」
A「恥ずかしい話、うち、ここより暖かいエリアだけど、底冷えするのよ、基礎断熱してるのに」
B「ファンで吸い出すだけで、底冷えしなくなるとは!!一生気付かないよ」
A「ここ、全てアルミサッシですよね、結露しないの?」
「はい、ここAir断大阪モデルハウスも、Air断東京モデルハウスも、アルミサッシですが、一度も結露した事がありません。」
A.B.C.D「マジで凄いわぁ・・・」
皆様、Air断を導入する方向で検討に入っています。
Air断東京モデルハウス見学者の声(一般ユーザー5名様)
2023年1月16日Air断東京モデルハウスを見学したお客様の声です。
男性2名、女性3名での見学でした。
男性A様が見学を希望し、他4名様が同調した感じでした。
A様は、Air断動画を舐めるように見ていて、弊社営業担当よりも詳しかったそうです。
皆様、ご自身のご自宅と、あまりにも違う環境に驚き!
女性C「エアコン1台ですよね、2階は暖房してないんですよね、なんでこんなに暖かいの?」
女性3名様は、2階フロアに座り込んで、底冷えを体感
C「全く底冷え感じない、暖房してないのに、何これ!?」
D「うちと、全然違う、凄すぎる」
E「今2階の温度が22℃、リビングエアコンの設定は何度です?エッ、23℃?エッ、ほんとにぃ〜〜〜〜!?」
C「エッ、23℃設定なの?うそでしょ〜」
D「うち、暖房マックスでも寒いのに!」
C「うちならあり得ない!エアコンじゃ無理だもん」
C「なんで、こんなに暖かいんですか?」
「ハイそれは・・・・」東京モデルの説明と同じ説明を披露。
さらに、Air断北海道モデルハウスの佐久間とリモート中継。
外気温度-5℃。
玄関入ると、19℃、ランドリールーム22℃
リビング23℃、2階22℃を、佐久間が得意げに披露。
皆様驚愕。
そしてメインエアコンのフィルターを取り出し、佐久間渾身の決めゼリフ「コレ、すでに3年になりますが、一度も掃除してません」
に、皆さま
「ええぇぇぇぇーーー」
A「新品じゃん・・・」
特に、女性の皆様は驚いていました。
C「なんで、なんでなの?」
「ハイそれは、外気が基礎パッキンから入り、床下を通り抜けて、通気壁、このAir断東京モデルハウスの場合、この部分が通気壁になっていますが、
ここを上昇して空気を取り入れています。その時に、小さな砂塵やホコリは、この高さを登ってこれないんだと思うんです。
フィルターなど一切使用していないので、交換も不要!室内をクリーンな環境にするんですよね。
特に、ホコリが少ないのは圧倒的です。臭いに関しては、前日焼肉しても、次の日臭いは消えてますから。」
C「凄い・・・」
D「ほんと、臭いなんて、ほとんどしない、無臭よね」
A「結露もしないんですよね?」
「はい、ここも、Air断大阪モデルハウスも、安価なアルミサッシを使用しています。
このアルミサッシは、最も結露しやすいサッシなんですが、これまで、一滴の結露も発生した事がありません。特にこのモデルでは、石油ストーブにヤカンを乗せて、さらに男3人で鍋を囲んでも、結露しませんでした。私、自宅は、マンションなんですが、この時期、鍋にすると、一瞬で窓中が結露します、Air断は、それが無いんです」
全員「凄い、凄すぎるわ」
皆様大絶賛で帰られました。
A様は、これから建てるご自宅をAir断に、B様は、静岡にお持ちの別荘をAir断リフォームする方向で検討するそうです。
皆様、お忙しい中、見学いただきありがとうございました。
断熱等級2、Air断大阪モデルハウスvs4キロ離れた場所に位置する高断熱住宅
断熱等級2、Air断大阪モデルハウスVS4キロ離れた場所に位置する高断熱住宅
比較のために、Air断大阪モデルハウス近隣の、高気密高断熱住宅に、温度センサーを設置させていただきました。
結果がこちら。
外気温度が31℃に達した5月22日!
4キロ離れた高断熱住宅では、室内温度がMax25.4℃まで上昇。
冷房しようか、迷う温度・・・
しかしAir断大阪モデルハウスは、室内温度がMax21.3℃。ヒンヤリするほど。
もちろん、どちらも冷房していません。
この差は、天井一面に詰め込んだジェル断!だと判断しています。
ジェル断の正体は、保冷剤に使われるジェル化した水。
ジェル化した水は、熱の伝わり方が、極端に遅い・・・
だから、外部温度が上昇しても、室内温度が変化しにくい!
だから、エコな冷暖房が可能!
通気層に、上昇気流は発生してないのですか?
通気層に、上昇気流は発生してないのですか?
ご質問を受けました。
弊社が測定した物件では、通気層に上昇気流は発生していませんでした。
もちろん、ゼロとは言いませんが、気流と言えるような流れは測定できませんでした。
仮に上昇気流が発生していると仮定した場合、通気層内部が、外部より温度が高い!と言う事になります。
通気層部分は、外壁の内側です。
外壁が最も温度が高く、通気層部分は、外壁部分よりも温度が低くなるのが通常です。
温度が低い通気層部分で、上昇気流が発生するとは考えられません。
屋根も同様で、屋根材表面は60℃を超える高温になりますが、屋根材下の通気層部分は、弊社が測定した限りでは、60℃を超える事はありませんでした。
そしてこの時も、風の影響で秒速0.3メートル程度の微風を測定しましたが、上昇気流と呼べる対流は、計測出来ませんでした。
「上昇気流が発生していない」とは言い切れませんが、発生したとしても、それが何かの手助けになるような対流ではないと判断しています。