No.458の記事

ジェル断のポテンシャル! New!

ジェル断で何が変わるのか?

ジェル断とは、ジェル化した水を断熱材として使用する世界でも初の試み。
あなどるなかれ、水は他を圧倒する断熱力を有します。

こちらをご覧ください。
全方位、天井、壁、床下にジェル断を採用したAir断九州モデル、外気温度が41.3℃にもなる8月14日。
絶対湿度は25.6℃まで上昇。蒸し暑さ最大級。
しかし、相対湿度だけを見ると、47%、普通の湿度だと思うかもしれませんが、それは間違い。湿度を把握するには絶対湿度の値が重要です。
そして、人は、絶対湿度が20gを超えると、蒸し暑さを感じるそうです。
人は暑い時、汗を出し、汗が蒸発する事で体温を下げます。
しかし絶対湿度が20gを超えると、汗が蒸発しにくくなり、体温を下げる事が出来ずに、暑さを感じてしまうそうです。
絶対湿度25.6gは、汗が蒸発しない、それはそれは、超絶蒸し暑い、汗でベットベトのような環境。
ここからAir断九州モデル室内に移動!
常に換気が行われているAir断の室内は、常に400ppm前後の二酸化炭素濃度。

相対湿度は49%、外より室内の方が湿度が高い!と言っていますが、これも間違い。湿度を把握するには、絶対湿度!
その値は、外部の半分以下となる絶対湿度12g。
春先のような、まさにカラッとした室内環境です。
測定者は、、エアコン設定27℃でも、肌寒さを感じたそうです。靴下を履き、Tシャツの上にシャツを羽織るほど、真夏を感じさせない環境!と語っていました。
宿泊した計測者は、お風呂から出て「冷っ」とした事にも驚いていました。
自宅では、お風呂から出た後、更に汗をかく!そうですが、ここでは「冷っ」としたことに、またも「夏を感じさせない環境」と語っていました。

更にこちらは、エアコンから8.5m離れた温度計。
ショートサーキットが起きないので、8.5m離れていても、25.2℃を計測
次にエアコンを一切使用していない2階に移動。
吹き抜け部分では、29.7℃を計測。

外が41.5℃にもなる日で、エアコンを使用しない2階が29.7℃は、プロが二度見するレベル。
これがジェル断のポテンシャルです。
こちらが同日外気温度推移グラフ
16時にMax41.5℃を記録。
この時、ジェル断内部では、外側から41.5℃の影響を受けて、外部側温度が上昇します。CGにするとこんな感じ!

通常の断熱材の場合、10分程度で、温度が伝わりますが、ジェル断は温度の伝わり方が極端に遅いのが特徴。
「どれだけ遅くても、伝わってしまえば同じ事」
と思う人もいますが、極端に遅れれば、以下のような状況が生まれます。
16時の段階でMax41.5℃だった外気温は、17時の段階で、40℃に低下。
温度は高い方から低い方へと流れるので、ジェル断の41.5℃の熱は、外へUターン。
「室内温度が29℃なら、室内側に流れるはず」
と思う人もいますが、ジェル断の場合、熱の伝わり方が遅いので、じわじわとしか伝わりません。
それには比熱が関係しています。
ジェル断の比熱は4117、対して空気の比熱は1.25。3000倍以上違います。
比熱は、小さいほど、熱が伝わりやすく、大きいほど熱が伝わりにくい性質を数値化したもの。

つまり、ジェル断外側の熱が、内部に伝わるには、数時間かけて、じわじわ、ユックリ伝わるしかありません。冷蔵実験では、25時間経過しても、ジェル断内部温度は5℃をキープするほど、熱の伝わりが遅れるジェル断。
だから、室内側に伝わりにくい。しかし、ジェル断外側には、Air断が対流させる空気が流れています。
この空気は、室内を循環した27℃前後の空気。この空気が、ジェル断の熱を奪う事で、室内に流れる熱が、外側にUターン。
熱の方向を変化させます。アッツアツのラーメンを、フーフーする事で冷ますのと同じ理屈。

だから、室内側に伝わるよりも、1.5℃下がった外部に熱がUターン。
更に18時になると、37.3℃に下がった外へUターン。
更に19時になると、32.7℃に下がった外へUターン。
20時になると29.6℃に下がった外へUターン。
熱がUターンする事で、室内温度上昇を回避するのがジェル断です。
これで変わるのが、エアコン料金。
こちらは、宿泊した計測者が、0時から8時まで使用した2階6.7畳の部屋のエアコン料金。
設定は27℃、
8時間使用して、9円。翌日は15円。
宿泊した計測者は、「布団が無いと寝れませんでした、寒かったぐらい、夏の環境じゃなかったですよ」とツイート。

外から熱が伝わりにくい事は、エアコンで低下した室温が、外へ逃げにくくなる事でもあります。これが、安価な冷暖房費に直結する理由だと思います。

見学者の中には、
「エアコン無しでこの温度なら、扇風機で過ごせる」

と言われる人がいますが、2階6.75畳の部屋で、8時間15円の電気代であれば、30日でも450円。
布団に入らなければ、寒さを感じる室内、それでいて、扇風機と変わらない電気料金なら、エアコンを使っても良いのではないでしょうか。

更に優れているのが断熱材としてのコスト!施工費別なら、その安さはブッチギリ。なんせ、素材は水ですから、タダではありませんが、メチャ安価。
現地で作るので、運賃もゼロ。蛇口をひねるだけで、原料が出てきます。
そして、弊社が開発した「ジェル断君6号」があれば、安定したジェルパックを、誰でも簡単に素早く作る事が可能。

耐震性が・・・!と気にする人もいますが、ジェルパックの原料は水です。
液体なので、地震の揺れがそのまま伝わる事はありません。
かなり遅れて揺れが伝わります。
さらに、地震波形のような細かな振動が伝わる事もありません。
これが地震の揺れに対するカウンターウェイトになり、揺れを打ち消すと言われています。
船で使われるジャイロコントローラーのような役目をする事で、地震の揺れを軽減させる効果があると言う人もいます。

同じ荷重の模型実験では、4回目で壊れた模型に対して、ジェル断を荷重にした模型は、震度7クラスの衝撃を何度与えても、壊れる事はありませんでした。
もちろん模型です、実物同等とはなりませんが、カウンターウェイトとして働き、揺れを軽減している事が、壊れない原因で、正確な模型実験は、実物と変わらない!と言うプロが多いのも事実。
様々なメリットのジェル断!
Air断と併用する事でそのメリットを最大限に高めていると判断しています。
建てるなら是非、お問い合わせください。