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断熱性能をアップさせる理由は、冷暖房費ダウンの1択です。冷暖房費が下がらなければ、意味をなさない断熱性能アップ! New!



断熱性能をアップさせる目的は、冷暖房費ダウンです。
冷暖房費が下がらない断熱性能アップは、そもそも、意味がありません。

そして、断熱性能アップ時の主役と言われていたのが、「熱伝導率が低い商品を使用する事」でした。
もちろん、熱伝導率が低い商品は、高価な商品です。
熱伝導率とは、その物体を、熱が通り抜ける時間とされています。
熱伝導率が低ければ低いほど、熱が通り抜ける時間がユックリになります。
この時、ユックリになるだけで、熱が消えたりするわけではありません。
通常5分で伝わる熱が、10分で伝わる!
これが、熱伝導率の低い商品です。つまり10分後は、どちらも同じ熱が伝わっている事になります。
これでは、冷暖房費ダウンには繋がりません。
例えば、高性能断熱材を使用して、断熱関連費用が100万円アップし、仮に1割冷暖房費が削減出来たとします。

一般的な2階建住宅の年間冷暖房費は、12万円程度と言われています。
12万円の1割を、高性能断熱材の使用で削減出来たとしたら、年間12000円の削減に繋がります。
10年で、12万円の削減。
断熱関連費用100万円の元をとるには、83年かかる計算です。
もちろん1割削減出来た場合の計算となります。
伝わる熱が遅れるだけでは、理論的にも冷暖房費削減には繋がりません。
更に、弊社の実験、そしてモデルハウスで得られたデータ解析からも、
熱伝導率の低い商品を使用する事が、冷暖房費削減にはつながっていません。

特に、最近の断熱関連費用は、最上位レベルだと700万円を突破する事もザラだと言われます。
高性能断熱材で300万円オーバー、高性能サッシ、ガラスで、200万円オーバー、そして施工費で200万円オーバー。
総額700万円オーバーの断熱関連費用!
年間平均12万円の冷暖房費が、仮に、1割下がると、583年で、総額700万円の元を取る事が可能、
仮に2割下がったら291年で元を取る事が出来ます。
もちろん、冷暖房費が下がった場合の話ですし、熱が遅れて伝わるだけでは、
冷暖房費削減には繋がらないので、永遠に元を取る事は出来ないと思います。

更に、断熱性能を高めたのであれば、床暖房などは不要だと思います。
Air断北海道モデルでは、床暖房など一切使用する事なく、エアコン暖房だけで、
家中を暖めます。これが、本当に断熱性能が高い家だと、私たちは判断しています。

更に、石油ストーブなどの燃焼系暖房機器を使用しても、結露が発生しない仕組みが重要。
小屋裏、壁内部、床下で結露が発生したら、家の耐震性、耐久性がガタ落ち!
そして、下がった耐震性、耐久性は元には戻りません。
結露しないサッシやガラスに変更するのではなく、結露しにくい仕組みに変更する事が、家にとって最も重要だと思います。

こちらは、大阪エリア。
断熱等級4にグレードアップした一般住宅、Air断ではありません。
室内暖房を切って7時間後の室内温度グラフです。
外気は7.6℃ですが、室内温度は7時の時点で、12.5℃まで下がりました。
外気との差は4.9℃。

対して同日の、極寒北海道Air断モデル。
室内暖房を切って、7時間後の室内グラフです。
外気は、マイナス8.6℃、さすが北海道!寒さは異次元。
しかし、室内温度は7時の時点で8.6℃、外気との差は、17.2℃に広がっています。

これは、断熱性能が高いからではありません。
Air断北海道モデルは、オール100ミリの安価な断熱材、更に基礎断熱もない、昭和の断熱性能と揶揄された家です。
それでも、室内温度が下がらないのは、特許取得の対流断熱が原因。
空気の反発で、-8.6℃の冷気を跳ね除け、室内に伝わりにくくする事で、断熱効果を高めています。
詳しくはAir断第1章から9章をご覧ください。