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暖気と寒気は混ざらない

暖気と寒気は混ざりあう事がありません。(ほとんど)
混ざらないからこそ「前線」となって境界線が出来ます。
この境界線を「梅雨前線」と呼びます。
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暖気と寒気は混ざらない


境界線では、大量の結露が発生し、長期間雨が降り注ぎます。

同じことが住宅でも発生していると言われます。
暖かい暖気と、冷たい冷気は、混ざりあう事なく室内で分離して存在、
冷たい換気は窓や壁から入り込み、壁づたいに伝わって、床面に広がる。

床に広がった冷たい冷気は、暖かい暖気と混ざりあう事なく鎮座する。
鎮座した冷気は、サーキュレーターで拡散しても、すぐに床下に沈殿してしまいます。
気密性が高いとなおさら空気が動きにくく、床に冷気が溜まります。
この冷気が床を冷たく冷やすのが「底冷え」の原因!と言われます。

※底冷えの大半は、床下から伝わるのではなく、壁屋根から伝わる冷気が原因!

恒温層温度データ


床下のさらに下5メートル〜には恒温層と呼ばれる「低温温度地層」が存在していると言われます。

20度〜22度の温度層で、地盤下5メートル〜200メートルの間が「低温温度地層」と呼ばれているそうです。
この温度は、マグマなどの熱ではなく、太陽光の熱が蓄積された「蓄熱温度地層」だそうです。

この恒温層の熱を、そのまま取り出すことは、現時点では不可能と言われています。
(取り出す段階で温度が奪われる為)

ベタ基礎下の地盤は、外気の影響を受けにくく、
「冬温度が下がりにくく、温度の高い恒温層から温度を吸収しやすい」
「夏温度が上がりにくく、温度の低い恒温層に熱を逃がしやすい。」
恒温層と上手に熱交換する事が可能で、
真冬でも10〜14度
真夏でも24〜27度
で安定します。

実際の温度データは、こちらを参照してください。
2018年2月20日  土中400p温度 
をクリックすると、外気温0度でも、土中4メートルには17度ある事が分かります。
また
23018年3月2日からは
土中500p温度が追加されています。
土中500pの温度は、17.5度。0.5度ほど400pよりも高くなっていました。

(現在この温度センサーは、地盤下の水分で壊れてデータは見れません。
夏に向けて防水型の温度センサーと取り換える予定です)

夏涼しく冬暖かいベタ基礎の熱を上手に活用する事が、省エネに直結すると考えています。

床下の熱はどこから?


「床下は冷たい場所」
ではありませんでした。
床下は、
「夏一番涼しく、冬一番暖かい場所」
でした。

ベタ基礎の下の地盤のさらに下、5メートル以下には、平均20度をキープする「恒温層」と呼ばれる低温温度層があると言われています。

冬のベタ基礎は、この熱を吸収しています。
夏は逆に熱を放出しています。

この熱交換のおかげで、冬は暖かく、夏は涼しい温度がキープされています。

「冬暖かい」
と言っても、10度〜14度ほどしかありません。
決して暖かい温度ではありませんが、外気より確実に暖かい!
0度の外気を直接温めるのではなく、床下を通して吸い上げた外気を温める事で、エコな暖房が可能です。
夏は逆に、40度近い外気を冷やすのではなく、床下を通して26度前後に冷やされた空気を活用する事で、エコな冷房につなげます。

Air断の仕組み

底冷えは床下が原因ではありませんでした。
いくら基礎断熱をしても、床下に断熱材を入れ込んでも、底冷えの解消にはつながりません。

「1階のリビングをいくら暖房しても、2階の部屋が底冷えする…」

こんな経験ありませんか?
底冷えの原因は床下では無かったんです。

ではどうすればいいのか?
動画で分かりやすくご説明します。

基礎断熱に関して一言

何のために「基礎断熱」するのか?
がポイントだと思います。

床下からの寒さ対策であれば、もう一度考え直した方がいいと思います。
ベタ基礎であれば、その下に熱を蓄えた地層が眠っています。
その熱を活用する事が、エコな家づくりにつながると思います。

気密パッキンや基礎断熱で、床下の風通しが悪くなり、6月〜10月の間結露が発生します。
「数年すると基礎コンクリートの水分が抜け、結露しなくなる」
と言いますがこれは間違いだと思っています。
事実、10年経過した物件で結露した状態を確認しました。
条件さえそろえば、何年経過しても結露は発生しますし、そのたびにシロアリのリスクが高まります。

気密パッキンや基礎断熱で風通しを悪くするのは、家の耐久性を低めると判断しています。

断熱材カビ実験

断熱材を水に浸して、カビの発生を確認しました。
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断熱材カビ実験


写真は水に浸して6か月経過した状態です。
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断熱材カビ実験


左から
@発泡スチロール
Aグラスウール
Bセルロース
Cサーモウール
となっています。

@、Aに変化はありません。
Bのセルロース断熱材はカビのようなものが発生しています。(菌らしいです)
Cのサーモウールも全体が緑色に変色しています。
グラスウールがほとんど変化していない事に驚きでした。
さらに観察を続けます。