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3年目の吸気口



3年目の吸気口です。
一度も掃除してません。

少しホコリっぽいものが付着してきました。

ただ、一般の吸気口フィルターと比べると全然違うと思います。

基礎断熱に関して

基礎は
「冬暖かく夏涼しい場所」
と言う事が広くわかってきました。
(一部のメーカーでは、全国規模で調査し、弊社と同じ結果を把握しています)

計測している範囲で(新潟〜熊本)、床下温度がマイナスを記録した物件はありません。
最低でも5度の温度をキープしています。

「基礎断熱」
は、「基礎が冷たい」と言う前提だと思います。
基礎が冷たくなければ、前提が崩れます。

「基礎は冬でも温かい」と言う前提で基礎断熱を行うのであれば、別の理由があるのであれば、否定しません。
しかし、間違えた理解のもとで基礎断熱を行うのは問題があると思います。

また、基礎断熱や気密パッキンにより、床下の通気が悪くなります。
「通気が悪い場所に結露」
タンスの裏など、通気の悪い場所では結露が発生しやすく、一度発生した結露水は長期間乾きません。
そして、乾かない結露水はカビや腐食に繋がります。
床下が写真のような状態だと、木部が水分を吸い込み、腐食が一気に進みます。
住宅検査 ホームリサーチ
基礎断熱に関して


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基礎断熱に関して


この時発生する”ニオイ”を遠くから嗅ぎ分けてやってくるのが”シロアリ”だそうです。
シロアリは、”行き当たりばったり”で住み家を探すのではなく、ニオイを嗅ぎ分け、目星をつけてやってくるのだそうです。

「シロアリが入り込む隙間もない」

と言う意見がありますが、ニオイがすれば、あの手この手で入り込もうとするそうです。
家の中から入り込もうとする”奴”もいるでしょう。
何十年か先、”奴”の侵入を許す日が来ても、住まい手がそれに気づくことは難しい。
いや、”奴”がやってこなくても、腐食が進めば木材は腐ってしまいます。

リスクを十分に理解する事が大切です。

吸気口のホコリ

吸気口にホコリが溜まるのでは?

一般的な住宅では、吸気口から空気を取り入れます。
その為ホコリや虫が吸気フィルターに溜まりやすくなります。

Air断住宅では、床下から吸い上げて天井の吸気口から空気を取り入れています。
空気を吸い上げる事は出来ますが、ホコリを吸い上げる力はありません。
その為、奇麗な空気だけを吸い上げる事につながっているようです。
もちろん、ホコリが全く入らないわけではありません。
汚れ具合を、一般的換気扇と比較すると、ホコリの吸い込みは10分の1程度だと推測しています。

一般的な吸気口は写真のように目詰まりしますが、Air断吸気口は3年経過してもあまり汚れません。
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吸気口のホコリ



(定期点検時に、結露状況などを確認する事が必要です。)

マイナスコストのワケ

Air断にすると料金が100万円ほど必要です。
しかし、不要な物がかなり出てきます。

1.まず高性能断熱材!
  Air断は断熱材の性能に頼りません。
  安価な断熱材でも「対流断熱」が高い性能を発揮します。
  だから、高性能断熱材費用がそっくり減額になります。(150万円程)
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マイナスコストのワケ


2.防蟻剤塗布が不要
  一般的に15万円ほどかかる防蟻剤塗布。
  5年毎に再塗布が必要です。(30年で90万円ほど必要です)
  Air断では、これら防蟻剤の塗布、再塗布が不要。
  さらに、床下ファンが必要な時に自動で換気!
  床下の乾燥を促しシロアリ被害を食い止めます。(点検要)
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マイナスコストのワケ


3.換気窓、小窓、をfix窓に変更可能
  窓を開けて換気する必要がありません。
  引き違いサッシだけで十分。
  小窓は全てfix窓に変更できます。
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  fix窓は小窓の半額以下、網戸も不要なのでさらに減額。
  虫の入り込みもありません。
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4.吸気口が不要
  床下から吸気するAir断では、壁の吸気口が不要です。
  壁の吸気口は、虫が巣くったり、雨漏りの原因になります。
  光が漏れる壁の吸気口は虫が大好き!
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マイナスコストのワケ


5.デザインがスッキリ
  吸気口が無いので、デザインスッキリ!
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マイナスコストのワケ


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マイナスコストのワケ


6.クローゼット、押し入れ、玄関、キッチンが匂わない。
  自動換気が、嫌な臭いも排出します。
  特にクローゼットは付いていると付いていないでは大違いです。

7.内部ドアをカーテンに…
  内部ドアが無い方が、空気の対流が進み家全体を涼しく温かく包みます。

8.ランニングコストがマイナス。
  冷暖房費用が抑えられます。
  またホコリが溜まりにくく、部屋干し乾燥が可能
  ストレスも溜まりにくい。
  ※部屋干しは、7〜9月の湿度が高い時期には、扇風機などを併用すれば8時間ほどで乾燥します。
   それ以外の時期には、5時間ほどでカラッカラに乾燥します。
  

不要金額の合計=300万円ほど!プラスマイナスで200万円ほどマイナスになります。
※必ず300万円不要になるとは言い切れませんが、かなりの金額が不要になります。
詳しくは取り扱い工務店にご相談ください。

愛知県物件比較データ

愛知県内物件温度比較

2018年6月25日
全物件エアコンは一切使用していません。
断熱性能だけの比較データになります。
鉄筋コンクリートマンション7階建ての5階
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愛知県物件比較データ


2006年完成 木造2階建 外断熱遮熱断熱材使用住宅
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愛知県物件比較データ


2000年完成 木造2階建 グラスウール断熱材住宅
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愛知県物件比較データ


2015年完成 木造2階建 Air断住宅
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愛知県物件比較データ


Air断住宅と他の物件を比較すると、4度以上の差が生じた物件もあります。
Air断による空気の対流が断熱に貢献している事が分かります。

追伸:
2006年完成の外断熱住宅は、断熱材にこだわって建築したそうです。
ところが、夏暑く、冬は嫁いだ娘さんが住んでるアパートよりも寒いそうです。
データを見るとそれが分かりますね。

防蟻剤を吸い上げてしまうのでは?


床下から空気を吸い上げたら、シロアリ予防の薬剤を吸い上げてしまうのでは?

Air断では基本的に「防蟻剤」を使用しません。
パッキン部分にネットを張って、シロアリの侵入を阻止します。
(シロアリの大きさは3ミリ以上。1mmメッシュのネットなら入り込むことはありません)
床下が結露し、その水分で床下が腐食するとシロアリがやってきます。
腐食した臭いを察知してシロアリがやってくるそうです。

そのシロアリを物理的ネットでシャットアウト!
また、結露の可能性が高まると、床下のファンが自動で動き出します。
床下を換気する事で、結露の発生を抑えます。
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防蟻剤を吸い上げてしまうのでは?


※住宅金融公庫を活用する場合、薬剤塗布が必要ですが、この場合は人間に害のないホウ酸系薬剤を勧めています。