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本当に床下の空気を吸い上げてるのか?

「本当に床下の空気を吸い上げているのか?」

確かめるために、床下にスモーク発生器を置いて実験しました。
床下で発生するスモークを、各部屋のファンが吸い上げるのか?
2階まで吸い上げているのか?
を確かめつつ、室内の温度がどれくらい変化するのかを動画で撮影。



動画では、1階天井吸気口から勢いよく出てくるスモークがしっかりと映っています。
また2階の部屋も、スモークで見えなくなるほど!
各部屋の自動火災報知機が唸りを上げる中実験を続けました。
(音声はカットしてあります)
1.2階ともスモークで見えなくなるような状況を経て、90分後には全てのスモークを排出。
その間床下から外気をガンガン吸い込みつつ、通気層にガンガン排出してる様子が記録されています。
しかし、セットしてある温度計は1度も下がる事はありませんでした。
外気マイナス2度まで下がった日に実験してます。

エアコン暖房は24度で”エコ運転”でした。
(パワーをほとんど使っていないエコモード)

Air断住宅と高気密高断熱住宅の光熱費比較

電気料金比較データ

43坪2階建、高気密高断熱住宅と、44坪2階建Air断住宅の1年間電気料金を比較しました。
両者ともオール電化住宅です。
高気密高断熱住宅は、冬場石油ファンヒーターを併用しています。(灯油料金込み)
いっぽうAir断住宅は、エアコン暖房のみです。
高性能断熱材の家 1年間トータル=202,772円
Air断の家      1年間トータル=172,727円
差額              = 30,045円
住宅検査 ホームリサーチ
Air断住宅と高気密高断熱住宅の光熱費比較


高気密高断熱住宅ユーザー
 冬は寒いです。
 誰かが洗面所に出入りするだけで背中がスースー。
 誰かが帰ってくるだけで、背中がスースー。
 エアコン暖房じゃ全く追いつかない。
 石油ファンヒーターとこたつとホットカーペット使用。
 それでも寒い…。
 窓はビッシリ結露で、額縁にカビが生えました。
 工務店に文句言いましたがなしのつぶてで…。
 灯油を買いに行くのが面倒で・・・
Air断住宅ユーザー
 エアコン暖房で冬を乗り切れるとは思っていませんでした。
 リビングが28畳。吹き抜けなので、エアコンを2台取り付けてあります。
 足りないと思っていましたが、1台のエアコンだけで家全体が暖かかったことに驚き。
 (最悪燃焼系暖房機器を使うつもりでしたが、全くその必要はありませんでした。)
 家の中で寒さを感じる事が無いほど暖かいです。
 (2018年1月〜2月は24時間エアコン暖房入れてます。)
 5Kw太陽光発電を付けたので、年間トータルはプラス1200円でした。

電気料金比較内訳
高性能断熱材の家        Air断の家
2016 4  17,532円     13,423円
2016 5  14,982円     11,504円
2016 6  12,912円     11,566円
2016 7  14,635円     12,572円
2016 8  16,512円     13,850円
2016 9  14,914円     13,225円
2016 10  11,023円     10,519円
2016 11  13,955円     12,046円
2016 12  21,047円     16,177円
2017 1  22,177円     21,019円
2017 2  24,506円     19,861円
2017 3  18,568円     16,927円

冷蔵庫温度

高断熱、超高気密冷蔵庫温度

冷蔵庫に温湿度センサーを入れて実験。
もちろん電源は入っていません。
住宅検査 ホームリサーチ
冷蔵庫温度


超高気密、高断熱状態では、どんな温度変化をするのか?を確かめるために。
2018年、外気温度が最低を記録した1月13日のデータがこちら
住宅検査 ホームリサーチ
冷蔵庫温度


2017年、外気温度が最高を記録した8月24日データがこちら
住宅検査 ホームリサーチ
冷蔵庫温度


冬でも外気と同じぐらいまで下がり、外気の上昇と共に上昇。
夏は外気よりも温度が上がり、外気の下降と共に下降しています。
「高気密高断熱、あまり意味がないのでは?」
と思ってしまうデータです。
実際のデータはこちらからご覧ください。
2018年 1月13日、2017年8月23日、冷蔵庫をクリックすると閲覧できます。
(パスワードが必要です。Air断取り扱い工務店にご相談ください)

冷蔵庫と家とを比較しても意味がありませんが、家よりも確実に気密性が高い冷蔵庫の結果は、家づくりにおいても参考になると考えています。

恒温層温度と有利な地形


「地盤下5メートル以下には恒温層が存在する!
その温度は年中一定、20度前後…」

こんな記事を見つけたので確かめてみました。
(ショベルで5メートル掘削!温度センサーを設置して埋め戻し。本当に真冬でも20度前後の温度がありました)

動画は計測地点の説明と、これまでの計測で、一度も14度以下を記録したことのない物件動画です。
(床下が涼しく温かい理由は地形にもあると考えています)

もちろん地表に近づけば温度は下がります。
しかし、ベタ基礎直下の地盤は、地上温度の影響を受けにくい。

真夏の直射日光を受けないベタ基礎直下の地盤は、ひんやりするほど温度上昇が少ない。
真冬冷気の影響を受けにくいベタ基礎直下の地盤は、恒温層から熱を受けて、ほんのり暖かい。
かといって、冷暖房がいらないわけではありません。
冷暖房は必要ですが、一般住宅よりも「エコな冷暖房」が可能になります。

室内のスモークは、本当に外に出ているのか?



「室内のスモークは、本当に外に出ているのか?」

通気層に排出されるなら、外壁下部の空気出入り口から見えるはずです。
内部ではスモーク実験、外部ではそのスモークがちゃんと排出されているかの確認動画を撮影しました。
分かりにくいですが、確かに白いスモークが外壁下部から出ていました。
特に2分29秒前後は、大量のスモークが見えます。
光の反射で見える時と見えない時がありますが、確実に排出されている事は確認しました。