断熱材性能テスト

断熱等級7 対 Air断 比較

同じ敷地に建てた、同じ大きさ同じ間取りの、断熱等級7 対 Air断の家。
住宅検査 ホームリサーチ
断熱等級7 対 Air断 比較

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断熱等級7 対 Air断 比較



外部温度 外気相対湿度 外気絶対湿度
室内温度 室内相対湿度 室内絶対湿度
をご覧いただけます。

断熱等級7はこちらから
Air断はこちらから
※IDとpasswordにつきましては、お近くのAir断ハウスにお問い合わせください。

Air断圧勝のデータをご覧ください。
(外気温度が上がらない雨の日や、春、秋は、どちらもほぼ同じ温度推移です)

セルロースファイバーは調湿性があると聞いたのですが…



セルロースファイバーは調湿性があると聞いたのですが…

ご質問を受けました。
弊社の実験では、セルロースが湿気を吸収することは確かめられていません。
しかし、撥水効果が切れたセルロースは、水分を吸収します。
こちらは、右が2年経過し、撥水効果が切れたセルロース。
左が新品。
左は水分をはじきますが、右は水分をたっぷり吸収します。
「水分を吸収するから調湿性がある」と思うかもしれませんが、セルロースが水分を吸収すると、最終的に腐ります。
更に、どれだけ水分を吸収しても、それを、壁の外に排出できなければ、濡れたタオルが壁の中にあるようなもので、調湿性は皆無。
何の意味もありませんし、木部腐食のリスクが高まるばかりです。

こちらは、築1年の床下で発生した、大量の結露。
高温多湿と言われる日本では、結露発生を想定した家造りが重要だと、私たちは考えます。

速報U 断熱等級7対Air断!



速報U
断熱等級7対Air断
同じ敷地に建てた、断熱等級7とAir断の室内温度比較の速報です。

エアコンを使用せず、室内温度がどこまで上昇するのかをテストしました。
外気は40℃を突破する晴天の7月31日。
天井24kグラスウール400mm、壁250mm、床195mmネオマフォーム使用。
超高性能断熱材、樹脂サッシ、トリプルガラスで武装した断熱等級7の室内温度がこちら。

対して、隣に建つ、Air断は、天井、壁、床全て100mmジェル断、アルミサッシペアガラス仕様の室内温度がこちら。
見るだけで分かるその性能の差。
断熱等級7よりも、最大6.6℃も低い室内環境を実現。
これが対流断熱パワー、そしてジェル断パワー

建てるなら是非Air断をどうぞ。

断熱性能対決!湿度比較


温度対決では、断熱等級2のAir断大阪モデルハウスが、断熱等級7の家に圧勝!だったと判断しています。
次は、湿度対決。
夏季、室内湿度を低下させることができれば、体感温度は下がると言われています。
もちろん、エアコンを使えば、室内湿度は下がります。
しかし、エアコンを使わず、自然環境の中で、室内湿度を下げる方法があればBest。
各社様々な取り組みを行なっているのが現状です。
断熱等級7、断熱で、これ以上不可能レベルまで性能を高めた家も、これ以上ない湿度対策を盛り込みました。
それが、全部屋防湿ビニール張りと珪藻土使用。
下地に防湿ビニールを施工する事で、外部から入り込む湿気を遮断。
そして、内装に珪藻土を使用し、夏の湿気を吸収する設計。
超高気密C値0.1を達成し、24時間換気は、第1種の熱交換型換気扇を使用。

対する断熱等級2、Air断大阪モデルハウスは、防湿ビニール無し、湿気を吸収する材料は一切なし。
気密はC値0.38、第3種換気。

まず、湿気を吸収すると言われる、セルロースファイバーを惜しげもなく使い、内装も、湿気を吸収する、珪藻土で仕上げた断熱等級7の最強物件がこちら。
点滅しているのが、外部絶対湿度です。
対して、室内絶対湿度。
6月23日、6月24日、6月25日、6月26日、6月27日。
外部湿度が徐々に上昇すると、室内湿度も同じように上昇しているのが分かります。
平均すると、外部絶対湿度が15.3g、室内は14.2g。
1g程度の違いしかありません。
セルロースファイバーや、珪藻土の影響を示すデータは得られませんでした。

対して断熱等級2、Air断大阪モデルハウス6月23日がこちら。
点滅しているのが、外部絶対湿度、湿度の高いエリアです。
そして、点滅しているのが室内絶対湿度。
明らかに、室内湿度が低いことが分かります。
6月24日、6月25日、6月26日、6月27日。
どの日も、外の湿度よりも、室内の方が明らかに低い。
平均すると、外部絶対湿度が19.3g。
非常に湿度が高いエリアですが、室内絶対湿度は、驚異の13.9g。
外部より5.4gも低い絶対湿度環境。
これは、4月中旬の湿度に匹敵します。

どちらも、エアコンを使用していないので、エアコンによる除湿効果ではありません。

実は、Air断モデルハウスの中でも、Air断大阪モデルハウスだけが、室内湿度が外部よりも低い環境を作り出すことに成功しています。
他のモデルハウスでは、外部より低い湿度環境を作り出すことはできませんでした。

では、なぜAir断大阪モデルハウスだけが、外部より低い湿度環境を作り出しているのか?

理由はC値だと推測しています。
Air断愛知モデルハウスは、C値3.6。
Air断北海道モデルハウスは、C値3.8。
Air断東京モデルハウスは、C値3.9。
Air断大阪モデルハウスは、C値0.38。
Air断全モデルハウスの中で、最もC値が低いのがAir断大阪モデルハウスです。
このC値の低さ、つまり気密性の高さが、外部の湿気を遮断していると想定します。

しかし疑問が残ります。
C値0.1、超高気密に作られた、断熱等級7の家は、なぜ外部と同等の湿度環境なのか?

こちらをご覧ください!
こちらは、密閉したビニール袋の中に、セルロースファイバーとシリカゲルと温湿度センサーを入れて、長期間撮影した動画です。
セルロースファイバー内部の湿度は、全く変化しません。
つまり、セルロースファイバーが、湿気を吸収しているわけではない!ということ。

対して、湿気を吸収するシリカゲルを入れたビニール袋は、みるみる湿度が低下。
これは、シリカゲルが湿気を吸収している!ということ。
しかし、数日経過すると、みるみる上昇。
最終的に、どのビニール袋も同じ湿度状態になりました。
完全密閉したビニール袋でも、湿気は通り抜けている!ということ。
そして、湿気を吸収する材料でも、吸収する量に限界があり、それを超えると湿度が上昇する!ということ。

だから、C値0.1でも、室内湿度は外部と同じように上昇していたと判断できます。

ではなぜ、Air断大阪モデルハウスだけが、湿度が低いのか?
ここから先は推測になります。
こちらの模型動画をご覧ください。
Air断が動き出すと、床下から空気を吸い込み、1階、2階へ空気を吸い上げて、最終的に天井から通気層へ排出している模型動画です。
この時、家外周部の壁部分では、この様に空気が勢いよく流れています。
この空気の流れが、外部から入り込む湿気を遮断していると推測しています。

Air断の空気の対流が湿気の侵入を阻止。
そして、Air断大阪モデルハウスの超高気密性能が、湿気の侵入を阻止。
これらの効果から、外部よりも低い室内湿度環境を構築できたと判断しています。

もちろん、推測の部分が含まれるので、必ずしも正しいとは言い切れません。
今夏、Air断大阪モデルハウスのデータを精査し、推測が正しいかを解析してご報告させていただく所存です。

これらの情報が、皆様の家づくりの参考になれば幸いです。

フェノールフォームとジェル断の冷却対決!



断熱材の中で、最も熱伝導率が低い、フェノールフォームと
身近な物の中で、最も温まりにくく冷めにくい、比熱ダントツ、ジェル断との冷却対決。

それぞれ同じ大きさの中に、温度センサーを設置。
常温から、冷凍庫に投入し、氷点下までの時間を計測しました。

熱伝導率0.02フェノールフォームは、59分で氷点下に到達。
熱伝導率0.069、最も比熱が高いジェル断が氷点下に到達したのは、なんと、37時間20分後…。

一般的な断熱材は、“熱伝導率”を焦点にしています。
対して、“比熱”を焦点にしたのがジェル断。
フェノールフォームの容積比熱は43、対するジェル断の容積比熱は4186!まさに桁違い。
こちらは、様々な断熱材を2014年から計測中の実験棟データ。
その中でひと際異次元の温度推移を見せるのがジェル断…

すでに、Air断東京モデル、Air断大阪モデルの天井に施工して1年!
今のところ、耐久性に不安は見られません。
詳しくは、取り扱い工務店まで!

実験棟で、なにを計測してる?



実験棟で、なにを計測してる?

愛知実験棟では、2014年から、様々な断熱材を箱に入れて、それぞれ温湿度センサーを取り付け、24時間計測しています。

グラスウール、セルロースファイバー、ロックウール、スタイロフォーム、フェノールフォーム、キューワンボード、ありとあらゆる断熱材を、同じ条件下で計測。
30分毎に温湿度変化を記録して、性能を解析。
年度別にデータを精査して、経年変化も解析しています。

更には、地盤下にセンサーを埋め込み、1mから5mまで、土中温度の計測も行なっています。

遮熱断熱材が良い!と聞いたら、それを追加!

真空断熱ボトルの断熱性が良いと聞いたら、それを追加。

計測し、解析する事で、浮き彫りになる事実を、取引工務店に報告。
いい家を作る為のお手伝いになれば!と考えています。