断熱材性能テスト

断熱材の実験解説3


ネオマフォーム断熱材と、ジェル型断熱材の圧倒的性能の違いをお伝えします。
ジェル型断熱材、ジェル断とは、水を成分とする、ジェル型保冷剤を使用した断熱材。
市販の保冷剤と成分は同じですが、住宅用に改良された商品となります。

こちらは、熱伝導率0.02W/mk、最も熱伝導率が低いといわれるネオマフォーム断熱材です。
対してこちらは、熱伝導率0.06W/mkのジェル型断熱材、ジェル断
それぞれ同じ大きさの中心に、温度センサーを設置。
同時に冷蔵庫内に投入。
熱伝導率が最も低い、高性能断熱材といわれるネオマフォーム内部は、3時間で冷蔵庫と同じ温度まで下がりました。
この時ジェル断内部は、開始から1℃しか下がっていません。
この圧倒的温度推移がジェル断の断熱力。

このまま24時間計測を行い、それぞれ平均温度にしたのが、こちらのグラフ。
冷蔵庫内部、平均温度が2.5℃。
ネオマフォーム平均温度が0.94℃。
そしてジェル断平均温度が12.4℃。

つまり、冷蔵庫のような環境にさらされた場合、ネオマフォームで断熱された家は、24時間で室内が平均0.94℃まで下がるのに対して、ジェル断の場合、平均すると12.4℃の影響しか受けないと考えることができます。

もちろんこれが永遠に続くわけではありません。
時間が長引けば、ジェル断内部温度も下がります。
ただ、冷蔵庫でペットボトルが凍らないのと同様、水を素材とするジェル断は、冷蔵庫のような環境でも、温度が下がりにくい特徴があります。
この圧倒的温度特性が、他の断熱材では実現できない、エコな冷暖房を可能にします。

裏付けとなるのが、Air断東京、Air断大阪、Air断九州モデルの冷暖房料金。
天井だけジェル断のAir断東京は、年間冷暖房費が83,232円
同じく天井だけジェル断のAir断大阪は、年間冷暖房費が78,030円
そして天井、壁、床下までジェル断の、Air断九州は、年間冷暖房費が54,146円

圧倒的低価格を実現しました。
詳しい冷暖房料金は、概要欄にリンクを貼った動画をご覧ください。

もちろん、家は断熱材だけで断熱性能を語ることはできません。
常に空気を入れ替える、24時間換気の対応や、隙間なく丁寧に作り上げる施工精度がとても重要。
夏の熱気や、冬の冷気が直接入り込むようでは、どんなに性能が高い断熱材を使用しても、全く意味がありません。

さらに、結露対策がとても重要。
温度が上がりにくく、下がりにくいジェル断は、一撃で結露を誘発します。
ずば抜けた温度特性を持つジェル断ですが、結露リスクが高いのも事実。
そこでAir断。
全Air断モデルで、過去1滴の結露も発生したことがない、Air断の結露抑止効果が、ジェル断の結露を抑え込み、ずば抜けた温度特性だけを引き出します。
すでに東京モデルで4年、大阪モデルで3年、九州モデルで2年の実績があり、どれも結露することなく現在に至ります。

ただし、家は、24時間換気や、ドアの開け閉めにより、外部温度の影響を受けます。
高い断熱性能を有するジェル断であっても、
「冷暖房がいらない!」
とはなりません。
冷暖房する期間が短くなることで、エコな冷暖房に繋がるのが、ジェル断だとご理解ください。
さらにジェル断は、実験で使用した高価な断熱材の半額以下のコストで、異次元の断熱性能を発揮します。
最もコスパに優れた断熱材だと判断しています。

気になる人は、Air断工務店までお問い合わせください。
さらに詳しく説明いたします。

高性能断熱材に変えれば、10度熱をサエギルと聞きましたが


「高性能断熱材に変えれば、10度熱をサエギルと聞きましたが」

10度熱をサエギル!とは、40℃に達する温度が、30℃までしか上昇しない!
このようなイメージだとしたら、違うと思います。

もし、これが可能ならば、高性能断熱材を分厚くする事で、ぐんぐん熱が下がり、電力なしで、氷点下を作り出すことができます。
もちろんこれは不可能。
グラフが縦に移動するのではなく、高性能断熱材に変えると、熱が伝わる時間が遅れる!
つまり、グラフが、右にスライドするイメージです。

厚くすればするほど、右にスライドするのが高性能断熱材。
この時、10時を切り取ると、確かに、10度の差が生じます。これを、「10度熱をサエギル」と表現していますが、実際にはスライドしているだけ、トータル熱量は変わりません。
高性能断熱材も高性能サッシも、あまり意味が無いと判断しています。

高性能断熱材は、断熱性能が高いの?



高性能断熱材は、断熱性能が高いの?

高性能断熱材は、熱の伝わりが遅れます。

低性能断熱材の場合、この様な温度推移になり、高性能断熱材の場合、この様な温度推移となります。
伝わる温度は変わらず、温度推移がズレるのが、高性能断熱材の特徴。決して温度が減るわけではありません。

ただし、切り取る場所によっては、高性能断熱材の方が、断熱性能が高いように見えます。
これが、「断熱性能が高い」と言われる理由。

しかし実際は、伝わる温度が、横にスライドしているだけ!トータルすれば、変わりません。

対して、Air断。国内最高断熱性能、断熱等級7の室内温度に対して、Air断の温度はこちら。
温度がスライドするのではなく、温度そのものが、が伝わりにくい。
これが、熱を伝えにくい対流断熱!だから、エコな冷暖房に直結。

建てるなら是非、Air断をどうぞ。

断熱等級7 対 Air断 比較

同じ敷地に建てた、同じ大きさ同じ間取りの、断熱等級7 対 Air断の家。
住宅検査 ホームリサーチ
断熱等級7 対 Air断 比較

住宅検査 ホームリサーチ
断熱等級7 対 Air断 比較



外部温度 外気相対湿度 外気絶対湿度
室内温度 室内相対湿度 室内絶対湿度
をご覧いただけます。

断熱等級7はこちらから
Air断はこちらから
※IDとpasswordにつきましては、お近くのAir断ハウスにお問い合わせください。

Air断圧勝のデータをご覧ください。
(外気温度が上がらない雨の日や、春、秋は、どちらもほぼ同じ温度推移です)

セルロースファイバーは調湿性があると聞いたのですが…



セルロースファイバーは調湿性があると聞いたのですが…

ご質問を受けました。
弊社の実験では、セルロースが湿気を吸収することは確かめられていません。
しかし、撥水効果が切れたセルロースは、水分を吸収します。
こちらは、右が2年経過し、撥水効果が切れたセルロース。
左が新品。
左は水分をはじきますが、右は水分をたっぷり吸収します。
「水分を吸収するから調湿性がある」と思うかもしれませんが、セルロースが水分を吸収すると、最終的に腐ります。
更に、どれだけ水分を吸収しても、それを、壁の外に排出できなければ、濡れたタオルが壁の中にあるようなもので、調湿性は皆無。
何の意味もありませんし、木部腐食のリスクが高まるばかりです。

こちらは、築1年の床下で発生した、大量の結露。
高温多湿と言われる日本では、結露発生を想定した家造りが重要だと、私たちは考えます。

速報U 断熱等級7対Air断!



速報U
断熱等級7対Air断
同じ敷地に建てた、断熱等級7とAir断の室内温度比較の速報です。

エアコンを使用せず、室内温度がどこまで上昇するのかをテストしました。
外気は40℃を突破する晴天の7月31日。
天井24kグラスウール400mm、壁250mm、床195mmネオマフォーム使用。
超高性能断熱材、樹脂サッシ、トリプルガラスで武装した断熱等級7の室内温度がこちら。

対して、隣に建つ、Air断は、天井、壁、床全て100mmジェル断、アルミサッシペアガラス仕様の室内温度がこちら。
見るだけで分かるその性能の差。
断熱等級7よりも、最大6.6℃も低い室内環境を実現。
これが対流断熱パワー、そしてジェル断パワー

建てるなら是非Air断をどうぞ。