その他

床下に入れた炭に白カビ

「床下に入れる”炭”が床下の湿気を吸う」

と言われて、床下一面に炭を入れた住宅でトラブル発生。

炭は、湿気をほとんど吸わないと言われています。
また、夏の床下は、最も温度が低い場所です。
夏の温かい湿った空気が、床下のコンクリート面に接触して結露する危険な場所です。
その床下に、”炭”を入れると、逆に空気の流れが悪くなり、大量の結露が発生します。
この結露により、
1.床下に入れた炭全体に、白カビが発生し異臭を放つ。
2.結露によりプールのような状態となり、コバエが大量発生。
このようなトラブルが報告されています。
床下には出来る限り何も置かず、空気が通りやすい環境にすることが重要です。

グラスウールは結露するのでは?

「グラスウールは結露するのでは?」

こんなご意見をいただきました。
ネットにはグラスウールが結露した写真が沢山出てきます。
しかしグラスウールが結露してるわけではありません。
他の断熱材に変えても、同じ環境であれば結露します。
つまり、「結露する環境であれば、どんな断熱材でも結露する」が正しいと考えています。

こちらは、2018年5月〜10月までの実験棟断熱材内部湿度データです。
住宅検査 ホームリサーチ
グラスウールは結露するのでは?


住宅検査 ホームリサーチ
グラスウールは結露するのでは?


1.グラスウール
2.ロックウール
3.発泡ウレタン
4.木材(ログハウス系)
5.スタイロフォーム
6.フェノールフォーム
7.セルロースファイバー

上記7種類の断熱材内部の5ヶ月間湿度データです。

どの断熱材も大差ありませんよね。
厳密に言うと、ロックウールとスタイロフォームの湿度が若干高い事がありました。
グラスウールはセルロースファイバーと変わらない湿度を維持。

これらのデータから、内部結露を起こすのは、グラスウールが原因ではないと言うことが分かってきてます。
「グラスウールは結露する」と言う表現は間違えていると判断しています。

計算から導く高性能断熱材と安価断熱材の差

U値(熱貫流率)と熱伝導率から計算する、
※※安価な断熱材と高価な断熱材の比較

安価低性能断熱材 グラスウール100_住宅の場合
U値(熱貫流率)=1÷(0.1(壁厚)÷0.04(熱伝導率))=0.4
U値0.4×20(温度差)×232(35坪断熱面積)=1856w
つまり、室内が20度、外気が0度の時、35坪の住宅では1時間に1856wの熱量が奪われる事になります。

高価高性能断熱材 フェノールフォーム100_住宅の場合
U値(熱貫流率)=1÷(0.1(断熱厚)÷0.025(熱伝導率))=0.25
U値0.25×20(温度差)×232(35坪断熱面積)=1160w
つまり、室内が20度、外気が0度の時、35坪の住宅では1時間に1160wの熱量が奪われる事になります。

差は1856w-1160w=696w(1時間)
つまり、高価高性能断熱材のほうが、1時間に696wの熱量を節約出来る事になります。
この熱量をわかりやすく表現すると、
家全体で100ワット電球7個分の熱量です。
【6畳の部屋の場合50ワット電球程度の熱量。】
この小さな熱量でも、積もればエコにつながると思いますよね。
しかし、この小さな熱量は積もらないんです。

家の場合、
1.ドアの開け閉めによる損失
2.窓からの損失
3.24時間換気での損失
により、6畳で50ワット程度の熱量はかき消されてしまいます。
そしてなにより、この50ワット程度の熱量とは、「人が発する熱量75ワットよりも少ない。」と言う事実。
つまり、6畳の部屋に人が1人いるかいないかの差、ごくごく小さな温度なんです。

温度計でも測定出来ないレベルの温度差。
これが計算から割り出した、高性能断熱材と安価な断熱材の「差」
つまりかき消されてしまう温度差の為に、高価な断熱材を使用する意味があるのか?考える必要があります。

(冷蔵庫や飲料水自動販売機の場合は、完全に密閉された状態なので、損失が極めてゼロに近い。つまり、小さな温度でも積もり積もってエコに繋がります)