金属屋根のリスク

金属屋根のリスク

瓦屋根の放射冷却結露

1.瓦が放射冷却で温度を下げる
2.夏でも10度以下に、冬はマイナス10度まで下がる
3.瓦の表面、裏側で結露が発生
4.結露水はアスファルトルーフィングに滴り落ちる
5.アスファルトルーフィングを止めてあるタッカーが錆びる

金属屋根の場合
1.金属屋根が放射冷却で温度を下げる
2.瓦以上に温度を下げる
3.アスファルトルーフィング、屋根下地も温度を下げる
4.設置している垂木も温度を下げる
5.温度が下がらない小屋裏の空気が、冷たい部分に接触して結露
6.屋根下地、垂木表面に結露水が付着
7.対流が無い小屋裏は、乾燥する事なく長期間滞在
8.木部が腐食し始める
9.木部の腐食で釘の耐力が落ち、屋根が吹き飛ぶ可能性が高まる

瓦屋根は裏側に空気があるので、屋根下地材の温度を下げるには時間がかかります。
一方金属屋根は、接地する屋根下地材の温度も同様に下げます。
屋根下地材が冷たくなることで、結露が発生すると言われています。

金属屋根が悪いとは思いません。
Air断の場合、結露リスクが高まると、ファンを動かして結露を抑制します。
金属屋根は軽く、耐震性も高まります。
リスク対策する事で、結露に強い耐震性の高い家になると思います。