その他

Air断報告会 第13回工務店グランプリ YouTubeライブ配信のお知らせ

Air断報告会並びに第13回工務店グランプリを、YouTube ライブ配信にて開催いたします!
本年も、YouTubeライブ配信にて入賞ビルダー様を発表させて頂くこととなりました。
尚、昨年同様、順位制ではなく基準点を設けたグループ制での表彰となります。
他にもAir断の最新情報などお届けする予定です。
詳細は下記をご参照頂き、ぜひともご覧頂けますようお願い申し上げます。

日時  : 2024年12月5日(木)14:00〜
方法  : YouTube ライブ配信
      【URL】https://youtube.com/live/Tl9N7LqHQyU?feature=share
      下のQRコードから直接アクセスできます。
住宅検査 ホームリサーチ
Air断報告会 第13回工務店グランプリ YouTubeライブ配信のお知らせ

新住宅検査のご案内!


2024年からスタートした、新住宅検査に関してお伝えします。
検査内容は、これまでの検査と変わりませんが、新しく、ペナルティに対する減額表示を開始しました。
これは、お客様から依頼される住宅検査が対象です。
仮に問題点が発覚した場合、たとえ手直ししても、お客様は、腑に落ちないこともありますよね。
「手直ししたからOKだ!」
と言われても、わだかまりが残ります。
この“わだかまり”が蓄積すると、工務店との信頼関係に亀裂が入り、最終的に修復できないレベルまで悪化します。

こうならないよう、お互いが気持ちの整理をつける為にも、「手直し」に対して妥当なペナルティ価格を設定。
減額処理を行なう事で、“わだかまり”を残さず、信頼関係を維持するのが、新住宅検査です。

例えば基礎配筋検査にて、通常使われる事が無い、錆び付いた鉄筋を使用した場合、当然指摘となり、やり直しになります。
しかし、やり直したから、「OK」です。とはなりませんよね。
お客様からしたら、不安や、わだかまりが残ります。
この“わだかまり”を、工務店が減額処理する事で、きれいさっぱり一掃するのが目的です。

提示する金額は、請負工事金額に対して
レベル1 が、1000分の0.25
レベル2 が 1000分の0.5
レベル3 が 1000分の1
レベル4 が 1000分の2
そして最大がレベル5、 1000分の5
全部で5段階。
請負工事金額1800万円の場合、
レベル1で4500円
レベル2で9000円
レベル3で18000円
レベル4で36000円
レベル5で90000円
となり、指摘、手直しの数だけ増加します。
大半はレベル1の、1000分の0.25がほとんど。
10回の検査で20か所の指摘があった場合、トータル減額が、9万円となります。
ただし、問題点の重要度に応じて、ペナルティレベルが上がり、レベル4の指摘が20回あると、72万円の減額処理に跳ね上がります。
レベル5は、欠陥や手抜きなど、悪質なトラブルに対するペナルティなので、通常はありません。
もちろん、減額処理後は、工務店に対して不服は言えなくなりますが、工務店側も、緊張感が高まり、指摘されない為に、出入りする職人さん全てが、これまで以上に、丁寧に、慎重に、作業を進めます。
この抑止効果が、クオリティの高い家を作りだす効果にも繋がります。

工場で、正確に造られる自動車であっても、リコールやミスが発生しますし、どんなに腕の良い職人さんでも、どれほどレベルの高い工務店であっても、間違いやミスが発生するのは、至極当然(しごくとうぜん)。
先ほどの、配筋のサビは、皆さまにもわかると思いますが、この様な写真の場合、どこが問題なのか、分かりにくいと思います。
しかしこの写真には、長期的に考えると、耐久性を低下させるレベル4に相当する問題が隠されています。

この様な問題点を徹底的に指摘。

間違いやミスを発生させないのではなく、間違いやミスを、お客様目線でチェックする体制、その後の手直し、そして、わだかまりを打ち消す減額対応が、お客様との信頼関係を長期的に継続する、工務店の正しい対処法だと私たちは考えています。

人生最大の買い物、マイホーム。
その価値を高める為に、そして、価値を長期間維持するためにも、弊社の新住宅検査がお役に立つと思います。

料金は、1回3万円。
一度検査を導入して、その後の検査を検討してはいかがでしょうか?

検査して、全く非が無ければ、その後の検査を見送っても良いと思いますし、問題がたくさん出れば、回数を増やした方が安心できます。
完成してからでは、対処できない、防水や気密関連だけの検査も行っています。
興味がありましたら、ぜひお問い合わせください。
リモートでさらに詳しくご説明しています。

断然「室内干しの理由」


断然「室内干しの理由」

外で洗濯物を干す場合、砂ぼこりが気になると思います。
黄砂エリアの九州では、外干しは厳禁。
黄ばみの原因になるそうです。
もちろん他のエリアでも、砂ぼこりが舞い上がる事で、洗濯物に付着します。
さらには、花粉なども付着し、小さなお子様が吸い込む事で、アレルギーを発症したりするそうです。更に夏季の場合、虫が付着する事もあります。たたんで、クローゼットにしまい込んだ後、虫が成長、衣類を虫食むそうです。
しかし、室内干しは、そのような心配がありません。
Air断の場合であれば、10月から5月まで、室内干しで完璧に乾きます。
6月から9月までは、サーキュレーターを使用すれば、ジーパンですら8時間で乾燥します。建てるなら是非、Air断をお選びください。

断熱等級7vsAir断



家の隙間係数、C値が低ければ、断熱性能が高いと考えられていましたが、そうならない結果に、吉田は疑問を持っていました。

それは、1℃当たりの暖房費!
C値が低ければ低いほど、比例して安価になるはずの暖房費が、Air断北海道モデルだけ比例してません。
もちろん、C値が最も低い0.18のAir断九州モデルは、全方位ジェル断を採用した事で、1℃当たりの暖房費が大幅に下がっています。
しかし、C値2.2 一般的に悪いと言われるAir断北海道が、C値0.38 超高気密住宅に分類されるAir断大阪モデルよりも「1℃当たりの暖房費」が2割弱、安い。

この理由が分かりませんでした。

そもそも、「1℃当たりの暖房費」の計算がおかしいのでは?
しかし、同じエアコン、同じ温度設定で暖房し、それぞれの室内、室外温度から正確に割り出した「1℃当たりの暖房費」を疑うのは早計。
だとしたら、Air断北海道モデルだけに行なった、特別施工が、暖房費を抑えたのか?
しかし、それが事実だとしたら、“特別施工”がとても重要という事になります。
たったあれだけの、簡単な施工だけで?
誰も答えを出せずにいました。

そこで吉田が
吉田「全く同じ大きさ、同じ間取りの、断熱等級7と、Air断の実験棟を横並びに建てて、比較してはどうだろうか?もちろんAir断実験棟には、
北海道だけに行った、特別施工を加えて設計します!
国内最高峰、断熱等級7 VS 特別施工をほどこしたAir断!これを比較すれば、ハッキリ答えをだせるはず」

この意見に経理が猛反発!
経理「何言ってるの?これ以上借金なんて、なに考えてるの?九州が最後って言ったじゃない、これ以上1円も出ませんから・・・」

吉田「そこを何とかするのが経理の役目じゃ?」

経理「できるワケないでしょ、これ以上どこの銀行が貸すってゆ〜の?」

静まり返る会議室の後ろから・・。

専務「面白いじゃない、その話、進めましょう」

経理「エッ、、、、専務ッ・・・・」

吉田「よし、そうと決まれば、自分は設計に入ります」

経理「チョ、チョ、待ちなさい、吉田さん・・せ、せ、専務も、銀行、ホントに無理ですよッ」

専務「大丈夫、任せて、銀行は、私が口説き落とすわッ、最悪私が出してもいい」

経理「エッ、・・・なぜそこまで・・・」

専務「見てみたいの、等級7と、Air断の対決、面白いじゃない」

経理「もし負けたらどーするんですか?」

専務「その時は、なにかが、間違ってるって事!それを突き詰めるのも、私たちの仕事じゃない・・・」

こうして、同じ大きさ、同じ間取りの国内最高峰 断熱等級7 対 Air断 実験棟建設がスタート。
しかし、立ちはだかったのは、断熱等級7の設計と施工でした。
安価に済ませようとしても、安易には断熱等級7をクリアできません。
天井には400o高性能断熱材、
壁内部にも、高性能断熱材、更に外断熱として、最高級断熱材ネオマフォーム100oを使用。トータル壁厚は250oにも達します。
床下にもネオマフォーム100oを施工し、その上に合板を敷いて、さらに、ネオマフォーム50oを施工。
トリプルガラス、樹脂サッシを使用する事で、ようやく断熱等級7をクリア。
しかし次なる問題が、施工方法!
外断熱100oを支える為に、特別な基礎や施工が必要となり、断熱関連費用は隣のAir断実験棟の7倍以上に膨らみました。


更に、同じ大きさで設計しても、100o外断熱の影響で、一回り大きく見えます。
吉田「こ、こ、これが断熱等級7・・・・かぁ・・・勝てるわけ、、、ねぇ」
誰もがそう思う、吉田でさえ弱音をもらす、建築途中のそれは、ほぼ高性能断熱材のカ タ マ リ。
どう見ても、勝ち目のない勝負!

しかし、これまでのデータを検証する限り、この、高性能断熱材のカタマリに、勝てる事なってます。
詳細は、Air断マガジンで、随時報告させていただきます。

建てて良かったをすべての人に・・・

「上昇気流が発生してる動画を見たのですが?それでも上昇気流は発生してませんか?」




「上昇気流が発生してる動画を見たのですが?それでも上昇気流は発生してませんか?」
問い合わせがありました。

ご指摘の、上昇気流が発生しているYouTube動画も確認しました。
模型の屋根を、投光器で温めている動画でした。
ただ、動画のように、模型の屋根だけを直接温める事が出来れば、実際の家でも上昇気流が発生するかもしれません。

しかし、太陽は、広範囲を、同じように温めます。
動画のように、他の部分は温めず、目標となる屋根だけを温める事が、まず不可能だと思います。

上昇気流とは、周囲よりも温度が高い空気が上昇する事だと言われます。
太陽光が当たるエリアは、一様に温度が上がり、そこに接触した空気は上昇します。
しかし屋根内部や、壁内部は、太陽光が直接照り付ける表面よりも温度が低いので、上昇するほどの温度に達しないと思います。


もちろん、実験のように、屋根だけを直接温める事が出来れば、局部的に温度が上昇するので、上昇気流が発生すると思います。
しかし、実験動画と同じような状況が、実際の家で起きるとは思えません。

更に、日没後は、全く上昇気流が発生しません。

通気層が最も対流を必要とするのは、結露が発生する夜間です。
日没後、放射冷却の影響で屋根材が冷え、通気層内部に結露が発生した時こそ、
「上昇気流」の様な対流が必要ですが、この時、普通の家では、通気層に対流が発生する事はありません。

これが壁体内結露に直結します。

屋根材や外壁材が、放射冷却の影響で、周辺よりも温度が下がると、通気層や、構造用合板も温度を失います。
温度を失った構造用合板内部に、内部の空気が接触する事で結露。

これが、最も怖い、壁体内結露と言われています。
壁内部で結露が発生すると、その結露水は蒸発する事無く、長期間その場に存在します。これが、家を内部から破壊する「木部腐食」に繋がります。

Air断は、ファンを強制的に動かして、通気層に対流を発生させます。
冬季、室内を暖め、役目を終えた空気を通気層に送り込むことで、放射冷却で温度を失う外壁材の温度低下を抑制。
外壁温度が、下がりにくいので、結露も発生しにくくなります。

「上昇気流が、一切発生していない」とは言いません。

ただ、通気層に最も対流が必要な時に、上昇気流は発生していないと思います。
ご理解いただければ幸いです。

「熱伝導率が低いほうが、断熱性能は高まると決まってるはずですが!」



「熱伝導率が低いほうが、断熱性能は高まると決まってるはずですが!」

とご質問がありました。
決してそうではないと思っています。
熱伝導率が低い断熱材は、熱の伝わり方が遅い断熱材です。
熱伝導率が低ければ低いほど、熱の伝わる速度が遅れます。

しかし、時には、早く伝わってほしい熱もあります。
冬の寒さは、遅く伝わるほどエコになります。
しかし、冬、外が暖かくなった場合、早く伝わったほうがエコです。

「冬、0℃から1℃に上がっても、所詮寒い温度、伝わらないほうがいい」

と言う人がいますが、それは違います。
冬、室内を暖房していて、少し寒さを感じた時に、設定温度20℃から21℃に、1℃上げる事があると思います。
この1℃と、外気温度が0℃から1℃に上昇する1℃は、同じです。
もちろん、室内を20℃から21℃に上げる1℃よりも、
家周辺を0℃から1℃に上げる1℃の方が、エネルギー的には膨大ですが、温度は同じ。
つまり、外気温度が1℃でも上昇したら、それが素早く室内に伝わる方がエコ。
エアコンはその分エコな暖房に切り替わります。


つまり、熱伝導率が低い断熱材は、冬、温度が下がる時にエコになります。
しかし、冬、温度が上昇する時にロスが発生するので、トータルで考えれば同じです。

逆に、熱伝導率が高い、安価な断熱材は、冬、温度が下がる時にロスになりますが、
冬、温度が上昇する時にエコになるので、トータルで考えれば同じ。

コストを考えると、安価な断熱材のほうが“お得”だと判断出来ます。

これが、「熱伝導率が低いほうが、断熱性能が高まる」わけではない理由だと言われています。

更に、熱伝導率が低い断熱材は、熱伝導率が高い断熱材と比べて、どれくらい遅いのか?実験しました。
こちらは、一般的な家を、35分の1にした縮尺模型です。
熱伝導率0.03のスタイロフォームと、熱伝導率0.02のネオマフォームで作りました。
室内14℃の状態から、-20℃の冷凍庫に投入すると、
熱伝導率0.03のスタイロフォームは5分後に10℃低下。
熱伝導率0.02のネオマフォームは7分後に10℃低下。

つまり、熱伝導率0.03の断熱材と、熱伝導率0.02の断熱材とでは、2分程度の差しか発生しない!
もちろん、実際の家では、外壁や、室内家具、家電などがあるので、
同じ速度にはならないと思いますが、断熱材の温度変化を知るうえでは参考になると思います。
こちらは、熱伝導率0.067、ジェル断で作った、35分の1縮尺模型です。
室内14℃の状態から、同じように-20℃の冷凍庫に投入。
10℃下がったのは、なんと、67分後でした。

更に、-1℃、氷点下まで下がった時間は、
熱伝導率0.03のスタイロフォームが7分後、
熱伝導率0.02のネオマフォームが10分後、
しかし、
熱伝導率0.067のジェル断は、683分、つまり、11時間と23分後でした。
まさに桁違い、熱が伝わる遅さは、モンスター級!
これが、「熱伝導率が低ければ、断熱性能が高い」とは言い切れない理由です。
ジェル断のように、熱を伝えにくくする工夫!
そしてAir断のように、熱の流れそのものを変えて、熱を伝えない工夫!
こそが、断熱性能に直結するトリガーだと考えています。
これらの情報がこれから家を建てる皆様のお役に立てれば幸いです。