超高気密住宅C値1
超超高気密住宅C値0.5
の住宅で、「床が寒い・・・」と言ったクレームがあるそうです。
「C値1以下、隙間がないはずなのに・・・」
工務店が確認すると、確かに床面が10℃以下、底冷えが起きていたそうです。
クレーム物件の共通点は60坪以上の大きな家。
30坪と60坪の家で、同じ厚みの断熱材が使用されると、60坪の家は、30坪の家の半分の断熱性能しかありません。
逆に3坪の大きさだと、断熱性能は10倍に跳ね上がります。
建物の大きさが小さくなっても、断熱材の厚みは変化しないので、大きさに占める断熱材の割合が増加するからです。
逆に建物が大きくなると、断熱材の占める割合が減るので、断熱性能が下がります。
「高気密の家で底冷え」多数報告
「高気密の家で底冷え」多数報告
また、C値は単純に空気の漏れ具合を測定してるだけに過ぎません。
空気の漏れがどんなに少なくても、室内のすぐ近くまで、冷気や熱気は迫りきています。
迫りくる冷気や熱気を、気密シートで防ぐことは出来ません。
これが、気密性と断熱性能が直結しない基本原理だと言われています。
もちろん、隙間は少ない方が良い事は間違いではありません。
しかし、隙間が少ない=断熱性能が高い!ではない事を理解しておく必要があります。