断熱材性能テスト

断熱実験-グラスウールの場合

こちらは10k グラスウール100ミリです。
ホームセンターで販売されている安価な断熱材です。
30分後には31.3度
1時間後には32.5度
2時間後には33.2度
圧倒的断熱性能でした。
(計測ミスを考えて2度実験しました)
様々な実験で、グラスウールがとても高い性能を発揮していましたが、こちらの実験でも同じ結果が示されました。

断熱材性能テスト2

8月5日データです。
連日同じような温度データが記録されています。
住宅検査 ホームリサーチ
断熱材性能テスト2


やはりグラスウールが健闘。
高価なセルロース、スタイロフォーム、発泡ウレタンはグラスウールよりも悪い結果になってます。
(夏と冬とでは違いが出てくるので、このデータだけを参考にしないで下さい。)

実際のデータはこちらから閲覧出来ます。

閲覧パスワードや、詳しい説明などは、Air断取扱店にご相談下さい

断熱材性能テスト

本日より新たに、断熱材性能テストを開始しました。

エントリー断熱材は
1.セルロース    400ミリ
2.スタイロフォーム 400ミリ
3.発泡ウレタン   400ミリ
4.グラスウール   400ミリ

それぞれ断熱材の中心に温度センサーを設置
同じボックスに入れて、日当たりの良い場所で温度の上下を記録しています。
(断熱材厚みは400ミリに設定)
35度を超えた辺りからごぼう抜きしたのがスタイロフォーム。群を抜く断熱性の低さ!
続いて40度を超えた辺りから追い上げたのが発泡ウレタン、スタイロフォームに次ぐ断熱性の低さ!
続いてセルロース
一番上昇しにくかったのがグラスウールでした。
住宅検査 ホームリサーチ
断熱材性能テスト


スタイロフォーム44.2度に対しグラスウール39.3度
約5度の差が生じました。
詳しく知りたい方はAir断取扱店にご相談下さい。

データはこちらから閲覧可能です

今後もテストを続け報告します。

マイナス21度の断熱材


断熱材は冷凍庫に保管されマイナス21度に冷やされています。
温度計の上表示が断熱材の内部の温度。
温度計下の表示は室内の温度。

この断熱材の温度マイナス21度が、何時間で室内温度に近づくのか?を検証。
このときの時間が、断熱材が熱を伝える時間と考えられます。
断熱材の大きさは400mm×300mm×150mm。
そのど真ん中に温度センサー。

結果は1時間で40度上昇しました。
30分頃までは、1分1度近く上昇していました。
温度差が大きいと、伝わる速度も速い事が分かります。
そして、意外にも早く熱を伝えている事も分かります。

この結果を踏まえると、断熱材の性能が、「家の断熱性能」を高めるとは考えにくいですよね。
(クーラーボックスの場合、断熱材の体積がクーラーボックス体積の41%を占めます。
 一般的住宅の場合、家の体積の5%未満しか断熱材の体積はありません。
 5%未満の断熱材で、家全体の断熱性能を高める事は難しいと考えます。
 クーラーボックス並みに断熱性能を高めるには、壁の厚みを80pにする必要があります。
 隣地境界線をオーバーするので、現実的ではありません)

断熱材性能テスト


「断熱材どれがいいの?」
一番多い質問でした。

2008年から簡易的な実験を始め、2015年に建物の一部を使った実物実験を開始しました。
計測方法、計測結果は上記動画をご覧ください。
断熱材性能順位はこちらをご覧ください。

高価な断熱材の方が性能が高い!
熱伝導率が低い断熱材の方が性能が高い!

と思っていましたが、結果は違っていました。
「夏に強い断熱材、冬に強い断熱材」がある事が判明。
そして、コストパフォーマンスを考慮すると、グラスウールが最も優れている結果になりました。

「グラスウールは結露する」

と言う声がありますが、グラスウールが結露するわけではありません。
結露する状況が整えば、どんな断熱材でも結露します。
詳しくは「頻繁に起きている結露」で詳しくご説明しています。