No.200の記事

基礎断熱について

「基礎断熱本当にやってないんですか?やらなくてもいいんですか?」

ご質問がありました。

やる必要はないと判断しています。
北海道モデルハウス、
愛知モデルハウス、
東京モデルハウス、
全物件で、基礎断熱はやってません。

基礎断熱を行う理由は、底冷え対策だと思います。
しかし、底冷えは、床下から発生するわけではありません。
こちらは、愛知Air断モデルハウス、2016年2月10日のグラフです。

青色が外気温度
赤色が室内温度
黄土色が床下温度です。
住宅検査 ホームリサーチ
基礎断熱について


2月9日〜11日まで旅行に行かれ、暖房を完全にoffした時の温度グラフです。
室内温度は10℃前後まで下がっていますが、床下温度は14℃前後を推移。
つまり、床下から冷気が伝わってきているわけではないんです。

他の動画にもあるように、冷気は天井や壁から伝わり、壁づたいに床に溜ると判断しています。
さらに、真冬最も暖かいのが床下、真夏最も冷たいのが床下です。
この熱を活用する事こそ、エコにつながると考えています。
そして、断熱材は、断熱していません。熱が遅れて伝わるだけです。
基礎断熱を行った床下のデータもありますが、床下の温度は近隣の住宅とほとんど変化していません。意味がないと思います。

「床下の空気は汚いのでは?」

フィルターを通り抜けて入り込む空気は、とても奇麗です。

「床下には虫がいるはず!」

1次フィルターが虫を寄せ付けません、さらに、灯が無いので、虫が集まる事もありません。

「床下の空気は湿度が高いはず」

「床下コンクリートの水分で湿気を含んでいる」と言われますが、それはありません。
一般的住宅であれば、締め切った空間となるので、湿気を感じるかもしれませんが、Air断住宅では、床下の空気を常に吸い上げているので、コンクリートはすぐに乾燥します。床下空気の湿度が高いわけではありません。