No.295の記事

Air断 夏の対流イメージ




Air断 夏の対流イメージ

まず始めに、一般的な高気密高断熱住宅の室内の空気の流れを説明します。
換気ファンが2台、そして各部屋の壁に吸気口が取り付けられていて、吸気口から外気を直接室内に取り込みます。
年末の大掃除の時に、網戸に付着した真っ黒な汚れの清掃に苦労したことはありませんか?あの汚れの原因である花粉や砂塵をたっぷり含み、外気温そのままの空気を室内に取り込んでいるわけです。
そして、この花粉や砂塵、さらに室内の衣類や寝具などから発生する綿埃を含んだ空気が、エアコンに吸い込まれて、フィルターが目詰まりします。
さらに、エアコン内部まで入り込む花粉や菌が、熱交換ラジエーター部分に付着。結露水を含んで、カビが発生。そのカビの隙間を通り抜けて排出される空気が、あのエアコンのイヤな臭いを放ちます。

対する、Air断住宅は、全く別の換気経路になります
吸気口はエアコン上部に設置、さらに壁に25台のファンを取り付けます。
夏季、室内の温度を上昇させるのは、天井と壁です。特に2階天井は50℃近くまで温度が上昇します。
この熱を持った天井と壁に接触した空気が、家全体に広がって、室内の温度を上昇させます。
Air断住宅では、壁に取り付けられたファンが高温になった空気を真っ先に吸い出します。
ファンによる空気の排出により、室内では下から上へ上昇するような対流が発生していると考えています。
そのため、室内で発生した綿埃や、外から服などに付着して持ち込まれた花粉や砂塵は、この対流に乗って、ファンから室外へ排出されます。

次に、25台のファンによって排出された量の空気が、エアコン上部の吸気口から入り込みます。
Air断住宅は、床下外周部の広い範囲からゆっくりとゆっくりと空気を取り入れます。
床下は、夏最も温度が低い部分。外気温40℃にもなる空気も、床下に入り込むと25〜26℃に下がります。そして、中央部分の通気壁を上昇することで、ホコリや花粉などをふるい落とします。
この経路を通る事で、ホコリや花粉、砂塵を極力取り込まず、外気より温度が下がった状態で室内に空気を取り込むことができます。
エアコン上部にある吸気口から入った空気は、そのままエアコンに吸い込まれ、温度が下がり、湿気を除去した状態で、室内に放出されます。
そのため、3年経過したAir断北海道モデルハウス、1年経過したAir断東京モデルハウスのエアコンフィルターは、一度も掃除したことが無いのに新品同様
これが永久に続くとは言いませんが、一般家庭と比べると、その差は歴然。比べ物にならないほど綺麗である事はご理解いただけると思います。

さらに、ファンから排出される空気は、家の外周部である、“通気層”を高速で移動して、最終的に外壁の下部から外へ放出されます。
Air断ロゴマークにもなっている、この通気層の“空気の対流”が、家外周部を包み込むエアーカーテンの役目を果たし、外から伝わる熱気、冷気を遮断。高い断熱性能を発揮します。
こちらは、ガスバーナーによる熱をエアーカーテンの対流が遮断している動画です。
対流が無ければ10秒持たずに割れる風船が、対流がある事で10分経過しても割れません。

これが、Air断住宅が、夏涼しく、冬暖かい、極寒の北海道でもエアコンだけで全室暖かい、浴室暖房しなくても平気、クローゼットも暖かく、底冷えが起きない理由です。

ご理解いただければ幸いです。