No.332の記事

「セルロースファイバーは、湿気を吸収するので、調湿効果がある」と大学教授に聞きました。



「セルロースファイバーは、湿気を吸収するので、調湿効果がある」と大学教授に聞きました。
ホームリサーチの見解と違っていますが・・・・

ご質問がありました。
同じ大学教授かどうかは、わかりませんが、弊社も大学教授に確認した事があります。
大学教授曰く
「セルロースファイバーは、湿気をほんの少しだけ吸収してます」
との事でした。
「教授、我々は、1週間にわたる加湿実験で、セルロースが湿気を吸収していない事を確認しています。
セルロースが、湿気を吸収するのなら、重さが増加しますよね。
しかし、残念な事に、重さは1gも、変化しなかったんです。
それに撥水加工してある段階で、湿気を吸収するわけないじゃないですか!」


「いや、ほんの少し、ミクロレベル、本当にほんの少し吸収してます、
もちろん、部屋の湿気をコントロールしたりするような吸収は、してませんよ、
でも、本当にほんの少しだけ吸収してるんです」


「教授、それをどうやって確かめるんです?」

「確かめる術はないけど、ミクロレベルで考えれば吸収してるんです」

「教授、それはもう、吸収してないレベルですよね」

「ほんの少しでも吸収したら、吸収してると言えるでしょ、
もちろん、室内の湿度を低下させたりすることは出来ませんよ、でも吸収はしてる」


「それ言い出したら、なんでもありじゃ、ありませんか・・・・」

こんないきさつがありました。
つまり、吸収している事は事実、しかし、あまりにも少しで、部屋の調湿など出来るような吸収ではない!と言うのが教授の見解でした。

ミクロレベルで考えたら、吸収している!と言う事です。

私たちは、それを、吸収していない!と判断しますが、
細かな厳密レベルでは、吸収している!と判断するそうです。

ただ、教授は、「部屋の調湿性はない!」とはっきり断言したので、その点は私たちと同じ見解です。
結論としては、
セルロースファイバーは、湿気をミクロレベルで、吸収するそうですが、
それを測定する事は出来ず、また、室内を調湿する性能も、持ち合わせていない!と言えると思います。
ご理解いただければ幸いです。