No.156の記事

Air断総コストについて



Air断コストに関してお伝えします。

Air断を導入するには、Air断コントロールユニット、ファン、空調設計、配線、配管等のコストが必要となります。
家の大きさや間取りによって取り付けるファンの数が違うため、導入コストは一律ではありません。

しかしAir断を採用する事で、以下が不要になります。

まず一般的な防蟻処理が不要。
Air断は防蟻対策と同等の効果があります。
加えて、床下の5年毎の防蟻剤再塗布も不要になります。

そもそも、なぜ床下の防蟻処理が必要なのでしょうか?
それは、夏の床下では結露が発生するからです。
発生した結露水が原因で土台などの木部が腐食。
腐食した木部から臭いが発生し、その匂いを嗅ぎ分けて、害虫シロアリがやってくると言われます。

では、なぜ床下で結露が発生するのでしょうか?
これは、夏の床下は、家の中で最も温度が低い場所だからです。
結露が発生するのは周辺よりも温度が低く、風の無い場所と決まっています。
まさに床下は結露発生にピッタリの環境が整っているわけです。

そして、床下の木部に結露が発生すると、長期間乾くことなく、次第に腐食が始まります。
この腐食臭をシロアリがロックオン、早ければ、住人の入居前にシロアリが住み着くケースもあるようです。

Air断は、床下の湿度を感知して、自動でサーキュレーターを動かし、結露発生を抑制します。
実は結露の大敵は対流なんです。
空気を対流させる事で、結露は発生しにくくなり、床下をクリーンに保ちます。
だから、5年毎の薬剤塗布も不要、必要時に必要なだけサーキュレーターを動かして、結露を抑制します。

次に断熱材を最も安価な断熱材に変更出来ます。
「断熱材だけは、高性能断熱材を使った方がいい」
とプロは言います。

そして、
「高性能断熱材を使えば、冷暖房費も抑えられる」
と感じる人が多いのも事実です。

最も安価な断熱材なら80万円程ですが、高性能断熱材になると200万円を超え、超高性能断熱材ともなると、300万円を超えます。
高価なほど高性能のように思われがちですが、弊社の実験、実測では差を計測できていません。
(断熱材の性能よりも、隙間なく丁寧に作る施工技術の方が、断熱性能に影響を与えると判断しています)
Air断の場合、対流によるエアーカーテンが、高い断熱性能を発揮します。
その為、最も安価な断熱材でも十分過ぎる断熱性能を得られます。

次に、基礎断熱が不要になります。
床下に眠る夏涼しく、冬暖かい地盤熱を活用するので、Air断住宅では基礎断熱を必要としません。

次に小窓をfix窓に変更可能です。
開け閉め出来る窓には網戸も必要で、コストもかかります。
しかしAir断の場合、窓を開けて風を入れる必要が全くありません。
また、窓を開けても風がなければ、空気の入れ替えは出来ません。
Air断は、基礎パッキンをぐるりと覆うフィルターを通った、綺麗な空気で換気を行います。
窓を開けて空気の入れ替えをする必要が無いので、虫や花粉が入りにくいのが特徴です。

次に、樹脂サッシをアルミサッシに変更可能です。
一般的にアルミサッシの場合、熱を伝えやすいので、冬寒く、特に結露が大量に発生します。
Air断の場合、結露発生を抑制し、壁から入り込む熱を真っ先に外に吸い出すので、アルミサッシでも寒くなりにくいのが特徴です。
(寒冷地の場合は樹脂サッシを推奨します)

次に、14ミリ外壁でも効果は変わりません。
現在主流になりつつある、高価な16ミリ外壁ではなく、安価な14ミリ外壁を選ぶことが可能です。

そして、ランニングコストが減少します。
高い断熱効果により、冷暖房費が下がります。
そして5年毎に必要な防蟻剤再塗布が不要です。

さらに、以下のメリットがあります。
・エアコン暖房だけで全室暖かい
・ホコリを大幅に削減
・負圧設計なので、花粉や菌をいち早く外に排出し、空気がキレイ
・キッチン臭、玄関臭、家庭臭がほとんどしない
・結露がほとんど発生しない
・水分センサーにより、漏水個所をリアルタイムで把握
・壁体内結露の発生も抑えて、家が長持ち
・家の耐久性が下がらず、耐震性も下がらない

デメリットを上げるとしたら、各部屋ファンの音がうるさい事。
ご家庭に付いているトイレのファンの音が気になる人にはお勧めできません。

詳しくは取扱工務店にご相談ください。