No.45の記事

放射冷却による結露


説明しにくい部分ですが、頑張って説明してみます。

放射冷却による結露とは、屋根材壁材が温度を失った時に起きます。
車が結露でビッシリ濡れている経験がありませんか?
金属は冷えやすいので、風のない晴れた日は温度を急激に失います。

しかし、空気は放射冷却しません。(厳密には違いますが)
空気の温度は変わらず、車だけが熱を失うので、冷たくなった車に結露が発生。
これと同じことが家でも起きています。

屋根材も壁材の裏表で結露が発生。
裏側は対流が起きないので、乾きにくいのが特徴。
カビの発生や腐食につながります。
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(動画でも分かりにくいかもしれません。)
結露は必ず冷たい側で発生します。
そして、湿度が高ければ、1度の温度差でも結露するそうです。
結露を抑えるには、
1.湿度を下げるか
2.温度差を少なくするか
3.風で吹き飛ばすか!
の3択

1.の湿度コントロールはとても難しい選択です。
2.の温度差を無くす!も難しい…。
3.は比較的簡単。
Air断は、3の「風で吹き飛ばす」を採用しています。
結露発生をセンサー値から計算し、危険が高まるとファンを自動で動かします。

「放射冷却ってものがあるんだ!
 それによって結露するんだ!
 その結露は風で吹き飛ばすのが効果的なんだ!」
程度にご理解いただけると幸いです。

若干違っているかもしれませんが、違っていた場合は訂正します。