高気密実話
超高気密住宅!の実話
超高気密住宅を建てた人のお話です。
「キッチンが寒くて寒くて、床暖房をつけてほしい」
「そんなはずはありません。Q値1.0、そして高性能断熱材、基礎断熱で覆った家ですから、そんなはずは・・・」
メーカーの点検では、施工に問題は無かった。
しかし、キッチンの床は驚くほど冷たい。
「とにかく、これじゃぁ冷たすぎて料理が出来ない…床暖房をつけてください」
場所は九州宮崎県、暖かい家を望んだお客様が選んだ超高気密高断熱!
坪あたり100万円超のハイスペック住宅。
「エアコンで十分に暖かい家」と言われたものの、キッチン床が凍えるような寒さだったそうです。
「石油、ガスファンヒーターは使いたくない!」との意見で、電気式床暖房を後付け!したそうです。
何が起きていたのか?
気密性が高まると、空気が動きにくくなります。
また、暖気と冷機は混ざりにくい性質があるので、なおさら暖かい場所と冷たい場所の差が出来ます。
キッチン床は、エアコンの暖気が届きにくい場所だった事も原因だったと思います。
気密性を高めればいい!
とは限らない事を理解しておくことが必要です。