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ファンが動かない!



築7年のお客様から、「ファンが動かない」と連絡があり、12月22日、調査に伺いました。
兵庫県の北部、とても寒いエリア。
この日も気温2度。
寒い日でした。

Air断初期ユニットだけに、“故障”かと思いましたが、ファンが動かないのはお客様の勘違い。
初期ユニットが現役バリバリで動いていました。
そして、室内も暖かく、何も問題ありませんでした。
外部温度や湿度で止まったり動いたりするので、勘違いしたようです。
説明を終えると、お客様が語り始めました。

「もう7年になるんですが、この家一度も結露したことがないんです」
「そうですか、それは良かったです」

結露しないのは、Air断の真骨頂!
壁内部の結露も防止するから、家にも優しい!

「エアコンがほとんどで、たまにガスファンヒーターを使っても、結露したことないんです。
本当に快適。夏も涼しいし、冬は暖かいし、ホコリも匂いも少ない。
妻も、本当に気に入ってました…」

“えっ…過去形…”

「妻は去年亡くなったんです。
この家が好きで、最後まで環境の良い家に住むことができて、本当に感謝してます。
ありがとうございました…」

突然の感謝に、言葉が見当たらず、何を話したか覚えていません。
こみ上げる感情と、崩壊しそうな涙腺を必死で押さえ、平静を装って、お礼を言ったことを記憶しています。

帰り際、「うち、猫もいるんですよ。ほらあそこ!」
“ミャー!”
「えっ、2匹も!全ッ然匂いませんね」
「みんなに言われます。匂いもしない。本当に快適です」

お客様、7年前、まだまだ無名だった頃、Air断を選んでいただいて、本当に感謝しています。
7年住んでいただいて感謝しています。
そして、ご主人にも、奥様にも気に入っていただけて、心から安堵しています。
Air断を理解し、丁寧に作り上げてくれたハマホーム株式会社の皆様にも感謝しています。

帰って、皆に伝えました。
皆言葉に詰まり静まりかえった中で、設計吉田がぽつり、「泣けてくるほどうれしいですね」

Air断7年オーナーのお客様、貴重な体験談、本当にありがとうございました。
そして、奥様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。

「うちの教授は、壁も窓も、熱伝導率が低い方が熱が逃げにくいので、エコになると言ってます」



「うちの教授は、壁も窓も、熱伝導率が低い方が熱が逃げにくいので、エコになると言ってます」
大学生からのご質問です。
お応えします 。
部分的には、熱伝導率が低い、高性能断熱材の方が、エコ、になるのは事実です。
しかし、時間差で、エコ同等のロスが発生すると言われます。
見逃されがちですが、このロスも計算しないと、正しい結果にはならないと思います。
こちらは、Air断東京モデル、1月の外気温度推移です。
夜間温度が下がり、明け方から温度は上昇します。

高性能断熱材の場合、夜間外気温度が下がり始めても、熱が下がりにくいので、室内温度も下がりにくく、エコになります。

一方熱伝導率が高い、安価な断熱材の場合、夜間外気温が下がり始めると、素早く熱が下がるので、室内温度も下がりやすく、ロスが生じます。
この差は30分程度。
つまり、30分で10℃下がる、安価な断熱材に対して、1時間で10℃下がる、高性能断熱材!
しかし、1時間後は、どちらも10℃下がっているので、室内に与える影響は全く変わりません。

つまり、10℃下がるのに30分遅れる、この部分だけ、高性能断熱材のほうが、エコ!となります。

しかし、明け方温度が上昇し始めると、安価な断熱材は、30分で温度が上昇しするので、室内温度も上昇し、エコになります。
一方、高性能断熱材は、1時間かけて上昇するので、室内の温度も上がりにくくロスが発生。

このように、安価な断熱材でも、高性能断熱材でも、エコとロスが交互に繰り返されます。

トータルすると、この台形部分が、安価な断熱材と、高性能断熱材の、室内に与える熱量です。
面積を計算すると、どちらも同じになります。
つまり、室内が影響を受ける熱の総量は、どちらの断熱材も変わらない!となります。熱の総量が変わらなければ、どちらかがエコで、どちらかがロスとは言えなくなります。

しかし、エコの部分だけを切り取る、偏った計算をすると、当然、熱伝導率の低い高性能断熱材を使えば使うほど、限りなくエコになる計算が成り立ちます。
しかし、現実は、そうはなりません。


室内に影響を与える、熱総量は変化していないのですから、エコに偏ったり、ロスに偏ったりすることは、理論上ありえないと言われます。

事実、高性能断熱材を使って建てた家も、他の家と同等の電気料金でした。
建てた工務店も、「変わらない事がオカシイ」とつぶやいていましたが、理論的には、「変わる事がオカシイ」となります。

「熱が逃げにくいので、エコになる」

確かに、間違ってはいませんが、それは長所だけを切り取った結果です。
熱が逃げにくい事で発生する「短所」も理解し、トータルで断熱を考える事が必要だと思います。
ご理解いただければ幸いです。

チャンネル登録数1000名突破のお礼



YouTube 動画配信を始めて、3年、お陰様で、チャンネル登録数1000名を突破する事が出来ました。
登録していただいた皆様、心より御礼申し上げます。

「断熱材は断熱していない」

言えば言うほど、仲間が減り、業界からはバッシングを受け、存続の危機に立たされた事もありました。

事実を伝える難しさを改めて感じた次第です。
今は、「断熱材は、断熱していないかも?」やんわりとした表現に変更。
少しずつ理解者が増え、今に至ります。

これもひとえに、弊社の検査、そして、開発間もない、Air断を選んでいただいたお客様、工務店様のおかげでございます。
さらに、登録者様が増えるたび、励まされ、気持ちが奮い立ち、よりわかりやすい動画作成に繋がりました。

今後も、これから家を建てる多くの皆様に、お役に立てるわかりやすい情報を発信させていただくつもりです。

冬期に屋根で暖まった空気を床下で温めて、その熱を夜間活用することはできますか?



「冬、屋根で暖まった空気を、床下に送り込んで、床下を温め、その熱を夜間活用する仕組みをご存じですか?」
「その仕組みを取り入れると、さらに良くなるのでは?」
とご質問を受けました。

解説します。

屋根で暖まった空気を、床下に下げることが困難だと思います。
暖まった空気は、浮力により上昇こそしますが、下がることはありません。
下がる頃には、温度を失っていると思います。

更に、空気で、床下のコンクリートを温めるには、とても大きな熱量が必要になります。
屋根で温めた空気程度で、床下コンクリートが温まるとは考えられません。

聞いたことはありますが、理論的に間違っていると思います。

更に、弊社が計測した冬季の屋根裏温度は、過去10年間のデータを検証しても、30℃を超えることはほとんどありません。
2時間程度、最大でも25℃程度までしか上昇しません。

この熱量で、床下コンクリートを温めることなどできないと思います。
あくまでも、弊社計測データに基づく見解です。
参考になれば幸いです。

Air断愛知モデルvs近隣の高気密高断熱住宅の空気清浄機のフィルター対決!



Air断愛知モデル対
近隣の高気密高断熱住宅の空気清浄機、フィルター対決!

家族構成は同じ!
同じ空気清浄機を使用。
ご覧ください。
うっすらと増え始める近隣の高気密高断熱住宅。
対して、全く変化を見せないAir断愛知モデル。
4カ月経過しても、最初とほぼ同じ…

半年ほど続けたかったのですが、お客様から「もうやめてほしい」と言われ、撤去しました。
お客様、ご協力ありがとうございました。
もちろん、一般的なご家庭も、これと同等だと思います。
特別なのは、Air断モデル!

来場したお客様が口をそろえる、「空気感が違う」は、この圧倒的ホコリの少なさ!だと思います。

ホコリ、ニオイが少ない、そして、一滴の結露も発生させず、断熱コストが安価で、冷暖房費も安価!

是非、Air断モデルハウスで体感してください!

底冷えのメカニズムU




温暖なエリアでも、マイナスの冷気が室内に入り込む!
放射冷却をご存知でしょうか?

晴れた日の日没後は、屋根、壁材が著しく温度を下げます。
これが、放射冷却現象!
日本では、平均20℃下がるとも言われます。
つまり、日没前10度だった屋根材が、日没後数時間で−10℃まで下がることになります。
この−10℃に下がった屋根材に接触した空気が、壁伝いに降下。
壁を冷やしながら、24時間換気吸気口から室内へと入り込みます。
この、キンキンに冷えた空気が、室内に入り込んで、床一面に広がり、強烈な底冷えを形成。
どんなに高性能な断熱材でも、直接入り込む冷気の影響を防ぐことは不可能!
これが、外気よりも温度が下がる、底冷えの正体だと言われています。

そこで登場したのがAir断。
Air断は、壁に吸気口が一切ありません。
だから、極寒北海道でも底冷えが起きない!
メカニズムが分かれば、正しい家造りが見えてくる!
是非近くのモデルハウスで体感してみてください。