unique_prm_js_blog_header_comment

Air断報告会 第12回工務店グランプリ YouTubeライブ配信のお知らせ

Air断報告会並びに第12回工務店グランプリを、YouTube ライブ配信にて開催いたします!
本年も、YouTubeライブ配信にて入賞ビルダー様を発表させて頂くこととなりました。
尚、昨年同様、順位制ではなく基準点を設けたグループ制での表彰となります。
他にもAir断の最新情報などお届けする予定です。
詳細は下記をご参照頂き、ぜひともご覧頂けますようお願い申し上げます。

日時  : 2023年12月7日(木)14:00〜
方法  : YouTube ライブ配信
      【URL】https://youtube.com/live/eucPzSOgZIE?feature=share
      下のQRコードから直接アクセスできます。
住宅検査 ホームリサーチ
Air断報告会並びに第12回工務店グランプリQRコード

冷暖房コストについて



冷暖房コストを比較するには!
@断熱コスト
A冷暖房機器コスト
を加算する必要があると思います。

「Air断の冷暖房コストを教えてください!」
と質問がありました。
冷暖房コストを比較するには、実際にかかる毎月の冷暖房コストに「断熱及び、空調コスト」を加算して比較する必要があります。
加算する額は、引き渡し後30年(360ヶ月)を一区切りとして、「断熱及び、空調コスト」の総額を月割りして算出します。

「断熱及び、空調コスト」が最も安価になるAir断が、冷暖房コストが最も安価になります。
詳しく解説します。

まず断熱コストから解説します。
断熱コストとは、断熱工事に関連するコストの総額です。
例えば断熱等級7(国の認定で最高レベルの断熱仕様)の場合、
@基礎断熱100万円プラス。
A付加断熱120万円プラス。
B樹脂サッシトリプルガラスで100万円プラス。
C天井断熱で30万円プラス。
D断熱関連工事費として100万円プラス。

トータル450万円ほどの、プラス料金がかかると言われます。

しかし、弊社の聞き取り調査では、断熱等級7の家でも、冷暖房コストは1割も、削減できていませんでした。
他の家とほとんど変わらない!
更に、断熱等級4から5に、200万円かけて断熱性能をアップさせたAir断愛知モデルハウスでも、電気料金は全く変化しませんでした。
2017年1月、断熱等級4の時の暖房料金が24,630円。
2018年1月、断熱等級5の時の暖房料金が24,690円。60円増加。
2019年1月の暖房料金は28,260円。
2020年1月の暖房料金は、22,950円。暖冬でした。
2021年1月の暖房料金は、31,080円。10年に1度の寒い冬でした。
このデータを見る限り、断熱等級4から5に性能を高めても、暖房費にはほとんど影響しないことを確認しています。
暖房設定温度は24℃、24時間フル稼働させています。
更に冷房に関しては、
2016年8月、断熱等級4の時の冷房料金が8,010円。
2017年8月、断熱等級5の時の冷房料金が8,940円。
断熱等級5の時の方が、冷房料金は高くなっています。

この年以降、冷房設定を変更しているので、冷房に関する検証はここまでですが、このデータを見ても、断熱等級4から5に高めた影響は、電気料金には反映されていないことがわかります。
仮に、断熱等級7の家で、冷暖房費を、1割削減できたと仮定します。
一般的に、日本の、年間冷暖房平均コストは、10万円ほどだそうです。
(総務省、資源エネルギー庁データより算出)
1割削減できたとしても、年間1万円のコスト減です。
10年で10万円、30年で30万円のコストを削減するために、断熱工事費として450万円使用するのは、少々抵抗を感じます。

断熱等級6の場合は、断熱工事費が300万円ほど増加。
断熱等級5の場合は、200万円ほど増加すると言われるのが一般的。
しかしこの増加分を、冷暖房費の削減で取り戻すことは、引き渡し後30年では不可能だと判断しています。

更に、冷暖房設備費も加算する必要があります。
極寒北海道を、エアコンだけで底冷えなく快適な環境にするAir断と、パネルヒーターや床暖房を使わなければ、快適な環境にできない家とでは、冷暖房設備費に大きな違いが出てきます。
Air断の場合、1階にリビングエアコン、2階に2台のエアコン、トータル3台、40万円程度が、冷暖房機器のコストになります。
引き渡し後30年、月額になおすと、1,120円が冷暖房設備費となります。

しかし極寒北海道の一般的な家は、パネルヒーター、床暖房が必須、各部屋の配管、パネル、そして床暖房システム、外部ボイラーまで入れると、160万円以上がかかります。
更にボイラーの点検、交換費用50万円が15年に1度発生。
夏の冷房対策としてエアコンが40万円程度。
トータル250万円が、冷暖房設備費になります。引き渡し後30年、月額になおすと、6,960円が冷暖房設備費となります。
これらの費用をプラスしなければ、正しい冷暖房コストとは言えません。

断熱等級7の場合、毎月12,500円を冷暖房料金にプラス。
断熱等級6の場合、毎月8,340円を冷暖房料金にプラス。
断熱等級5の場合、毎月5,560円を冷暖房料金にプラス。
床暖房、エアコンを使用する場合、毎月5,850円を冷暖房料金にプラス。
床暖房、パネルヒーター、エアコンを使用する場合、6,960円を冷暖房料金にプラス
エアコンだけの冷暖房の場合、月額1,120円を冷暖房料金にプラスして考える必要があると判断しています。

Air断の場合、Air断費用に200万円必要ですが、防蟻処理を兼ねるので、防蟻処理や再塗布が不要。1回20万円防蟻剤塗布が、30年で6回必要とされるので、120万円が不要。
更に、フィックス窓を推奨しているので、網戸4万円程度が不要。
吸気口2万円が不要。
基礎断熱50万円が不要。
これら不要金額を差し引くと、トータル24万円のプラス料金。
月額670円程度のプラス料金です。
他のシステムの場合、そのシステム総額を30年月額になおしてプラスする必要があります。

ここまでの費用をわかりやすくすると、
@Air断の場合、670円とエアコン1,120円で1,790円が冷暖房基本月額料金
A断熱等級4、床暖房、エアコンの場合、5,850円が冷暖房基本月額料金
B断熱等級5、床暖房、エアコンの場合、11,410円が冷暖房基本月額料金
C断熱等級6、床暖房、エアコンの場合、14,190円が冷暖房基本月額料金
D断熱等級7、床暖房、エアコンの場合、18,350円が冷暖房基本月額料金となります。
E断熱等級7、床暖房、パネルヒーター、エアコンの場合、19,460円が冷暖房基本月額料金となります。(北海道仕様)
この冷暖房基本月額料金に、毎月使用する冷暖房料金をプラスしたのが、本来の冷暖房料金だと判断しています。

一般的に多いのが、断熱等級4、床暖房にエアコンの家。毎月の冷暖房料金に、5,850円をプラスして計算する必要があります。
この計算から判断すると、最も安価になるのが、Air断です。
エアコンだけで、冷暖房できるメリットはかなり高く、高性能断熱材や基礎断熱、樹脂サッシなどの高価な断熱関連商品を使用しなくても良い点も、冷暖房月額基本料金を下げるメリットになります。

特に極寒北海道では、断熱関連費用も、冷暖房機器費用も、最も安価で済ませるAir断に、冷暖房料金で勝る家は皆無。

もちろんこれは、弊社が勝手に計算した結果です。必ずしも正しいとは言い切れません。
しかし、断熱を、断熱材の性能や、厚みで高めるのではなく、
特許を取得した給排気経路で、断熱性能を高め、
冷暖房した熱を限りなく効果的に活用し、
どうしても入り込む底冷えを完全に抑え込み、
エアコンで冷暖房できるシステムは、
Air断以外では無いと判断しています。

冷暖房コストは、断熱コスト、冷暖房設備費を加算して考える事が正しいコストだと判断しています。

これらの情報がこれから家を建てる皆様のお役に立てれば幸いです。

第二の底冷えのメカニズム!




第二の底冷えのメカニズム!
強烈な冷気が入り込む理由!

こちらの動画を御覧ください。
10月中旬、秋晴れの夜間、外気は22℃。

この時、すでに外壁表面は11℃まで下がっています。晴れた夜間の外壁材表面は、グングン温度が下がります。これは、放射冷却と呼ばれる現象!
しかし、基礎部分は17℃!ほとんど温度が下がっていません。
放射冷却しやすい部分と、放射冷却しにくい部分があるのが特徴。

さらに、驚くのは屋根材。
屋根材は5℃まで低下。外気よりも17℃も低くなっています。

放射冷却とは、
晴れ上がった夜間、屋根材や外壁材が、空に向けて熱を放出する現象。

基礎よりも壁、壁よりも屋根材のほうが、温度が下がります。


この、温度が下がった屋根材に接触した空気は、一気に温度が下がり、壁伝いに下降。
その途中にあるのが、24時間換気の吸気口!です。この吸気口から、17℃も低い空気が、室内へ侵入。
素早く下降して、床に沈殿。
外気より17℃も冷たい冷気が床に沈殿することで、強烈な底冷えが発生します。


これが「底冷え」第二のメカニズムと言われます。

冬季の場合、温暖なエリアでも、屋根材は−10℃近くまで下がることもザラ。
そこに接触した空気が壁伝いに降りてきて、24時間換気口から侵入。
−10℃の空気が、床面に広がる事で、強烈な底冷えが発生します。

この底冷えを、高性能断熱材や、2重3重の断熱材、さらには、高気密で防ぐことは出来ません。外気より17℃も低い空気が、直接入り込んで来るわけですから・・・
そして、この時の底冷えは、床暖房すら太刀打ち出来ないと言われます。
床暖房のパイプ部分と、それ以外の温度差がはっきりわかるほど、強烈な底冷えを起こすそうです。この温度差にストレスを感じる人も多いそうです。


これを克服したのがAir断です。
Air断は、全ての吸気を、放射冷却が起きにくい、床下から取り入れます。
だから、極寒北海道でも、家中暖かい。
玄関、脱衣所、浴室、2階まで暖かさをキープ出来るのは、放射冷却による強烈な冷気を、一切取り入れない事が理由でもあります。

「足元が強烈に寒い…」

これは、第二の底冷え!「放射冷却」により、キンキンに冷えた空気が入り込んでいる事が原因だと考えています。

ならば

「夏の夜間は、放射冷却の影響で、冷たい冷気が入り込むのでは?」

と思うでしょうが、夏は放射冷却が発生しにくい事が知られています。
昼間は晴れていても、夜間は雲が発生しやすいのが夏の特徴。
これには湿度が影響しているそうです。
夜間温度が下がることで、水蒸気が雲へ変化。
雲があると、放射冷却は発生できなくなり、屋根材壁材の温度が下がらず、ムンムン熱気が入り込む事になります。
だから、夏でも床下を通して空気を取り入れる方が温度が低く、エコに繋がると考えています。
これらの情報が、これから家を建てる皆様のお役に立てれば幸いです。

お詫び 〜Youtube動画ミスに関して〜

Youtube動画にて、表示ミスがあったことをお詫び申し上げます。

動画タイトル 72.高断熱住宅の真実
の動画内にて、表示ミスがありました。

ご指摘いただいたお客様、本当にありがとうございました。
ただ、過去の動画を見返すと、マニアックでわかりにくい表現が多いと反省しております。
そんなマニアックな動画を細かい部分までご覧いただき、心から感謝しております。

今後も、矛盾点等ございましたら、面倒お掛けいたしますが、問い合わせフォームよりご指摘いただけますと幸いです。

気密漏れが起きやすい場所25選!



気密漏れが起きやすい場所25選!

「気密漏れしやすい場所を教えてほしい!」と問い合わせがありました。
弊社が確認した気密漏れ箇所と、改善の難易度をお伝えします。

まずは分電盤。
気密漏れの王様とも言われ、ほぼ気密漏れしています。
ただ、修繕は簡単。改善の難易度は小です。

次に、スイッチ、コンセント。
気密コンセントを使用しても、ほぼ気密漏れします。
施工途中の気密処理が重要になります。
施工後の改善は難しく、難易度は中です。

次に廻り縁、巾木。
こちらも施工途中の気密処理が重要。
施工後の改善の場合、全ての廻り縁、巾木を取り外す必要があります。
難易度は中。

次にダウンライト。
パッキンの経年変化でダダモレします。
薄型ダウンライトなどへの変更が望ましいです。

次に照明配線。
処理しなければダダモレします。
ただ、施工後も簡単に手直し可能。
難易度小。

次に羽目板。
実、節からダダモレします。
下地処理が必要です。
下地処理がない場合の改善は、難易度中。

次に給排水配管。
処理しなければダダモレします。
難易度小。

次に、トイレなどの換気扇。
施工に不備があるとダダモレします。
難易度小。

次に、キッチン換気扇。
ダダモレします。
電気式シャッターや、高気密用換気扇の使用をお勧めします。

次にエアコン配管。
粘土では経年変化でダダモレします。
難易度小。

次にエアコン配管ドレン。
逆止弁が必要。
難易度小。
ペーパーホルダー類。
ビス部分からダダモレします。
難易度小。

次に小屋裏階段。
ダダモレです。ここからの気密漏れは甚大。
夏暑く、冬寒い空気が、ダダモレになります。
使用を控える方がベストですが、どうしても使用したい場合は、方法がないわけではありません。
しかし難易度は大。
大工さんに相談するか、弊社まで問合せください。

次に天井、床下点検口。
気密タイプ推奨。
難易度小。

次に天井カセットエアコン。
埋め込んだ本体から漏れます。
難易度中。

次に内装建具。
経年変化で気密漏れが始まります。
施工途中の気密処理が重要です。

次に玄関ドア。
ドア取付が不適切だとダダモレします。
難易度中。

次に玄関引き戸。
推奨しません。
ダダモレです。
改善できません。

次に引き違いサッシ。
ダダモレします。
改善できません。
ドア系を推奨します。

次にサッシ額縁。
処理しないとダダモレします。
難易度中。

次に浴室ユニット。
組み立て不備の場合、点検口、接合部から漏ります。
空気が漏る場合は湿気も漏るので、とても危険。
しかし手直しは簡単。
難易度小。

次に浴槽フロントエプロンの、はめ込みタイプはダダモレします。
難易度小。

次に、クロス仕上げをせずに、プラスターボード下地だけの場合は、突合せ、ビス部分から気密漏れします。
難易度中。

最後が無垢材フローリング。
冬季乾燥収縮により、実部分から漏り始めます。
特に1階リビング無垢材フローリングの場合、床下の空気が入り込み、底冷えに繋がります。
フローリング施工時に、気密漏れ経路を正しく把握し、適切な作業を行なうことで、乾燥して目地が開いても、気密漏れすることはなくなります。
施工後の改善はほぼ不可能なので、施工途中の適切な作業が重要です。

これら全ての気密漏れを対応すると、C値0.1以下、超超高気密住宅を実現可能です。
しかし、気密性能を高めれば高めるほど、自然吸排気では換気が全く追いつきません。
気密性能を高めると同時に、換気能力も高めなければ、壁体内結露を誘発し、木部腐食の原因に繋がります。
しかし、換気能力を高めれば高めるほど、夏暑く、冬寒い家になってしまう。

この相反する気密と換気を両立させるのは、現状ではAir断しかないと判断しています。

取って付けたような宣伝になってしまいましたが、決して宣伝ではなく、純粋にそう考えていることをご理解ください。
そして、これらの情報が、皆さまの今後の家づくりの参考になれば幸いです。

「6割を回収するなら、それが繰り返されると汚染された空気ばかりになるのでは?」

「6割を回収するなら、それが繰り返されると汚染された空気ばかりになるのでは?」
このような、ご質問をいただきました。
Air断は、通気層に排出した空気の6割を回収、再利用します。つまり4割しか空気を入れ替えていないとも言えます。
これを続ければ、最終的に家の中が汚染された空気であふれるのでは?という質問でした。びっしりと書かれた計算結果を見せられ、なるほど!
そんな感じがするかも?と納得しました。

説明が悪かったと反省しています。
改めて説明します。

Air断は、排出した空気の6割を回収して再利用しますが、この時の量がポイントです。
24時間換気では、35〜6坪の家であれば、1時間に70㎥の空気を入れ替えるように定められています。
4人家族の場合、1時間に発する二酸化炭素の量が3㎥。
その他建材から発せられる有害物質が2㎥、その他、建材などから発生する化学物質を含めても、1時間に70㎥を入れ替えれば十分だと判断されています。

しかしAir断は、1時間に1400㎥を排出し、6割を回収しているので、正確には560㎥の空気を入れ替えていることになります。
更に、吸気部分では、常に新しい空気が入り込むように設計されているので、汚染された空気だけになることは、確率的考えても不可能に近いレベルです。

35〜6坪の家では、居室全体の空気は140㎥程度です。
つまり、15分で、居室全体の空気を入れ替えている状態がAir断です。

つまり、仮に70㎥の空気が汚染された空気だと仮定した場合、15分で外に排出され、6割が舞い戻ってきたとしても、新しい560㎥の空気と混ざり合う事で希釈され、更に15分で排出。
これを1時間に4回繰り返すことで、濃度は限りなく薄くなると判断しています。


更に、新しい空気と室内の空気が混ざり合わないように、吸気経路を分割して取り入れています。計算書では、この部分が織り込まれていませんでした。

だからこそ、石油ストーブで暖房しても、室内の二酸化炭素が全く増えない環境を作り出すことが出来ています。
こちらがその証拠。

極寒北海道で、対流型ストーブで家全体を温め、一度も窓を開けて換気することなく二酸化炭素濃度をほとんど上昇させないシステムは、一般換気では不可能。

一般的システムで、通常の20倍もの空気を入れ替えたら、冷暖房は全く出来ません。特に、極寒北海道で、20倍もの空気を入れ替えたら、どれだけ暖房しても、家の中は極寒。
家中の窓、玄関ドア全開で暖房してるようなものです。暖まる訳ありません。

しかしAir断は、熱を捨てずに、空気を入れ替える、特許を取得した熱交換技術を採用。通常の20倍にも及ぶ空気を入れ替えながら、極寒北海道でも家全体を温め、クリーンな環境を作ります。
ご理解いただければ幸いです。